風紀1:問題児転校生神崎亮現る。
華水神高校・・・ごく普通の高校だが・・・、ここの校則に厳しい鬼をも怖がる者がいるという・・・。
現在、9時57分・・・。Yシャツのボタンを開け、青いインナーシャツを着た男子生徒がこの高校に入ってきた・・・。
彼の名は神崎亮・・・。これから、ここで問題となる生徒の1人・・・・。
リョウ「ここが、華水神高校かぁ・・・悪くない高校だな・・・」
そこに、その鬼をも怖がると疑われた風紀委員長が現れた、彼女の名は”河原あおい”。
あおい「そこの男子!止まりなさいっ!!」
リョウ「え?俺?」
あおい「その服の乱れ、そして無断大幅遅刻!!あんたの風紀!この華水神高校・鬼をも怖がる風紀委員長、河原あおいが許さない!!」

風紀1:問題児転校生神崎亮現る

放課後、2階に設けられたここ、”風紀委員室”彼女らはここで活動をしている。
華水神高校の風紀委員会は河原あおいの他にもメンバーがいる。
志村魁斗、メガネを掛けた秀才君。アダ名はカイ。気が優しく、常に冷静な副委員長。
嘉藤美雪、風紀委員二年生。気弱でおしとやかで一番喧嘩が弱い。
三浦まなみ、風紀委員一年生。あだ名はまなP。高校生とは思えないくらいの精神年齢で活発。
以上、4名で構成されている。
カイ「なるほど・・・。転校生だったとは残念でしたね、あおいさん」
あおい「まったく・・・そうじゃなかったら絶対半殺しにしてたよ、あたし・・・」
カイ「それにしても、あおいさんの鬼眼を受けて逃げないなんて根性ありますね」
あおい「確かに言われてみると初めてなんだよね」
美雪「河原先輩はともかく、志村先輩なら許してましたよね?」
まなみ「カイちゃん優しいし〜」
あおい「あ〜もぅ!!みんなで一斉に攻めないでよ!!・・・解ったよ!解りましたよ!!あたしが悪ぅございました!!」
美雪「さて・・・、河原先輩!私、見回りしてきますね」
あおい「うん、よろしくね」
ガラガラガラ・・・ピシャン!
美雪が見回りに出掛けた。その時、まなみがあおいに近づいた。
まなみ「あおいちゃん!」
あおい「何?まなちゃん」
まなみ「ここに新入委員会員が来るって言ってたよね?どんな奴かな?」
あおい「知らないよ・・・。会ってないもん・・・」
その時、一瞬・・・。あおいの頭の中でリョウの顔が浮かび上がった。
あおい「なんであいつが出てくんのよ!!」
まなみは驚いて身を引いた。

そんな頃・・・、中庭の路地裏・・・。
生徒A「勘弁して下さい〜!!」
不良生徒B「おい、金出せっつってんのが解んねぇのか?あぁ?」
不良生徒A「いいから出せよ〜オイ!!」
そこに、美雪が乱入してきた。それから事件は起こったのだった。
美雪「やめなさい!」
不良生徒A「んだ?」
美雪「恐喝は犯罪です!今すぐやめなさい!!」
不良生徒B「やべっ!風紀委員だ!!」
不良生徒A「おいおい、良く見ろよ。相手は1人。それも一番か弱い美雪ちゃんじゃねぇか・・・」
不良生徒B「なるほど、するってぇと兄貴・・・」
不良生徒A「そうだ・・・。ヤっちまおうぜ!!」
美雪「あのぅ〜・・・聞いてるんですか?」
不良生徒B「美雪ちゃん、俺達と美味しい事しようぜ〜♪」
美雪「あ・・・ちょっと、やめて下さい!!」
不良生徒B「へへ、久々だぜ・・・」
不良生徒A「楽しもうな〜、み・ゆ・き・ちゅぁ〜ん♪」
不良生徒B「オレ、美雪ちゃんみたいな子って結構タイプなんだよねぇ〜」

その時だった・・・。
???「やめろ!」
何と、例の問題児リョウが乱入してきた。
リョウ「そのコを離してやれ!」
不良生徒B「んだ?てめぇは?これから美味しい事しようって時に邪魔すんじゃねぇ!!」
不良生徒A「ここは俺にやらせろ・・・」
不良生徒B「おう!兄貴!!」
リョウ「仕方ない・・・」
不良生徒A「くたばれ〜!!」
バキッ!!
不良生徒A「うおっ!!」
バタッ!!
リョウは一撃で不良生徒を1人片付けた。
不良生徒B「兄貴っ!!」
リョウ「あとは、お前だけだな・・・」
不良生徒B「待てっ!!勘弁してくれ!!・・・そうだ!俺とあの子をヤっちまおうぜ!」
美雪「え!?」
リョウ「・・・フ・・・。答えはこうだ・・・」
バキッ!!
不良生徒B「うぎゃぁぁっ!!そんなぁ〜・・・・」
リョウ「阿呆が・・・。俺は女の子をいじめるのは嫌いなんだよ・・・・」
美雪「あの、すみませんでした・・・」
リョウ「怪我はない様だな?・・・まぁ、これであの怖い風紀委員長さんへのいい土産が出来た・・・」
美雪「あの・・・まさか・・・」
リョウ「あっ・・・俺?俺は神崎亮・・・。今日から風紀委員になる男だよ」
美雪「それは奇遇ですね・・・。私、風紀委員なんです・・・」
リョウ「そりゃ、奇遇だな・・・」

美雪がリョウを風紀委員室へ案内した。
美雪「河原先輩!志村先輩!新入委員会員を連れてきました」
まなみ「わ〜い!新入委員会員♪」
カイ「ご苦労様」
あおい「入ってもらっていいよ」
リョウ「ど〜も!」
あおい「あ"・・・あんた・・・」

リョウが仲間入りし、一応団欒化していった。
カイ「でもまぁ、男子でよかったじゃないですか。僕1人ではなにかと不便な所もありますし」
あおい「そっかな〜?」
カイはリョウの肩に手を置いた。
カイ「僕は志村魁斗。ここで副委員長をしています。男同士お互い仲良くしましょう」
リョウ「ああ、こちらこそよろしく!」
まなみが近づいた。
まなみ「んで、あたしが三浦まなみ!『まなP』って呼んでいいよ!」
リョウ「ま・・・まなP!?(マジ!?・・・つ〜かキミ高校生?)」
あおい「それじゃ、お互いに自己紹介も終わった事だし、今日はこれで解散!」
みんな風紀委員室から出て行ったが、
美雪「河原先輩・・・。少しお時間頂けますか?」
あおい「え?いいけど・・・」
美雪はあおいと2人で風紀委員室に残った。
あおい「それで話って何?」
美雪「あの、神崎先輩の事なんですが・・・」
あおい「あ〜あいつがどうかしたの?」
美雪「神崎先輩はとてもいい人です!第一印象が悪かっただけでなのに、ひどく言い過ぎです!」
あおい「ちょっと!?美雪ちゃん!?」
美雪「責任なら私が全て彼の分も取ります!だから、神崎先輩に嫌がらせするのはやめて下さい!!」
あおい「わ・・・解ったよ(何なの!?怖いよ、美雪ちゃん)」
美雪「絶対ですからね!!」
あおい「あ〜解ったって言ってるでしょ!!(本当に怖いよ〜)」
美雪は風紀委員室から出て行った。

あおいはカフェオレを飲みながらブルーな気分で屋上に1人でいた。
あおい「ふぅ〜・・・神崎亮かぁ〜・・・」
そこにカイが現れた。
カイ「あおいさん、どうしたんですか?」
あおい「あ・・・、カイくん・・・。いや、ちょっとね」
あおいは風紀委員室で美雪とのやりとりをカイに話した。
カイ「あの美雪さんがそこまで言ってくるとは驚きですね」
あおい「でしょ〜!あたしも本当に怖くなちゃったよ」
カイ「しかし、あの普段消極的でおとなしい美雪さんがそれだけ積極的に攻めてきたという事は、意外と彼には回りの人の性格を変える程の魅力があるのではないでしょうかね?」
あおい「あいつの魅力ねぇ・・・。何にせよ色々と考えさせられる奴だね」
カイ「まぁ、僕もまなみさんも彼はそんなに悪い奴とは思えませんし、あおいさんも少し様子を見るというのはどうです?」
あおい「・・・そうだね。少し考えてみるよ」

そして、夜・河原家。あおいがリョウの事で1人悩んでいた。
あおい「(・・・やっぱり、カイくんや美雪ちゃんの言う通りリョウを信じてやるべきだろうか・・・。でも、少し様子を見た方がいいと思うんだよね・・・)」
その時だった。
ピ〜ンポ〜ン
あおいの母「あおい出て〜!」
あおい「は〜い」
あおいは玄関に向かった。
あおい「(まったく・・・誰よこんな夜中に・・・。)どなたですか?」
ガチャ!
あおいがドアを開けたら・・・、リョウが立っていた。
あおい「あ・・・。神崎亮!?」
リョウ「あれ?委員長?」

あおいは父親からリョウについての事情を聞き、部屋に案内する。
リョウ「まさか居候先の河原さんって委員長の家だったとはね・・・」
あおい「まったく驚いちゃったよ。(結局、あたしっがリョウの世話係になっちゃった・・・)」
居候部屋の前に辿りついた。
あおい「あんたの部屋はここね」
リョウ「ああ、有難う」
あおい「あ〜そうそう。心配しないで、この部屋には既にもう1人の住人がいるから!」
リョウ「へぇ・・・もう1人いるんだ・・・」
ガチャ!
リョウ「こんばんわ!今日から一緒に生活をする事にな・・・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
そこには、目付きが悪く目が光っていて煙を吐いている(煙草は吸っていない)顔に古傷のある体格のたくましい怖い男がいた。
リョウ「(ぞくっ!)い・・・委員長・・・あれ、怖い・・・」
あおい「大丈夫だよ!すぐ慣れるって!」
豪醐「俺は嘉納豪醐だ。よろしくたのもう・・・」
あおい「じゃ、あたしはこれで!あとはよろしくね!豪クン!」
豪醐「はい!あおい姉さん」
バタン!
あおいは出て行った。
リョウ「・・・・あおい姉さんに豪クン?」
豪醐「気になるのか?」
リョウ「(びくっ!)あ・・・・うん・・・」
豪醐「では教えてやろう・・・。俺とあおい姉さんは従姉弟同士なんだ・・・」
リョウ「従姉弟!?」
豪醐「俺には秋菜という可愛い妹がいてな・・・。そいつがある男に殺された・・・」
豪醐は古傷に手を置いた。
豪醐「この古傷は奴に付けられたものだ・・・。そして、妹を殺され悲しんでいた俺をあおい姉さんが拾ってくれたんだ・・・」
リョウ「そっか・・・大変なんスね・・・番長殿・・・」
豪醐「む・・・。リョウとか言ったな・・・。俺はお前と同い年だぞ。馴れ馴れしくしてくれて一向に構わんがな・・・」
リョウ「そっか・・・。そうだな・・・・・・。(怖くて出来ないっての!)」
豪醐「じゃあ、寝るとするか」
リョウ「あ・・・ああ・・・・」


翌朝
豪醐「起きんかゴルァ!!」
リョウ「ギャァァァアアアア!!!」

河原あおい、神崎亮の風紀委員を巡る新しい生活が今始まる。
完