午後8時 駄菓子屋”かんなや”。
ハヤト「なっ!!・・・またやられたか・・・」
ハヤトはあるヤツの監視役である。
ハヤト「ヤツも馬鹿じゃないからなぁ・・・。最悪の場合、俺に気付くかもしれないか・・・」
ヤツの部屋に設置した監視カメラがまた1つ破壊させられていた。
ハヤト「まいったぜ・・・、豪醐は葉月の監視で動けないしなぁ・・・。誰か風紀委員とかで協力的なヤツいないか?」
ハヤトは風紀委員のデータを見る。
ハヤト「虹谷とまなピーと嘉藤は論外だし・・・、河原や咲崎やゴリは逆にこっちが動けなくなっちまうしなぁ・・・」
ハヤトは悩んでいた。
ハヤト「ん?・・・こいつは・・・!!」
ハヤトは1人の風紀委員のデータを見た。
ハヤト「神崎・・・あすか・・・か。意外な収穫だぜ・・・」
ハヤトはあすかに目を付けた。
風紀16:3人目の男
ガソリンスタンド”MOVIL”。
あすか「有難う御座いましたぁ〜!!」
あすかはここでバイトをしている。
店員「神崎〜!上がっていいぜ」
あすか「は〜い!」
あすかはバイトから上がり、家に帰る。
不良生徒J「おい・・・」
あすか「ん?あ・・・また、あんたかぁ〜」
不良生徒J「こないだの恨み晴らさせて貰うぜ!」
あすか「やめときなよ、あんたじゃあたしに勝てないわ」
不良生徒J「この数相手でもかぁ?あぁ」
100人近くの不良生徒にあすかは囲まれてしまった。
その頃、
ブロロロロロロロロロロ〜
ハヤトはバイクであすかのバイト先を目指した。
ハヤト「(今は午後8時過ぎ、バイトがちょうど終わる頃になるな。帰り道にばったり・・・と行くか。・・・・ん?)」
ハヤトは遠距離から大量の不良生徒に囲まれたあすかを発見。
ハヤト「(あの真ん中にいるのは神崎あすかか・・・。ちっ!仕方ねぇ、助けてやるか・・・)」
ハヤトはバイクで飛ばして向かった。
あすか「それで?あの時の恨みって訳?」
不良生徒J「そうだ!あの時以来ウチのボスは俺らを裏切って辞めていった・・・。だから、てめぇが許せねぇ!!」
あすか「ふ〜ん・・・。あのデカいのがねぇ・・・」
不良生徒J「そういう訳だ!覚悟しやがれぇ!!」
そこに、
ハヤト「(あれは・・・神崎あすか・・・。ったく、データ通りよく絡まれるヤツだな)」
ブロロロロロロロロ〜!!
ハヤトはバイクで突っ込んで行った。
不良生徒J「ん?何だ?」
ギュイィィィィイイイイ〜ン!!ズバババババババ!!
不良生徒K「ぎゃぁぁあああっ!!」
不良生徒L「ぬぉぉおおおっ!?」
ハヤトはバイクを飛び降りスライドスピンをさせて、不良生徒を1人だけ残して全員転倒させ、怪我を負わせた。
不良生徒J「な・・・何ぃぃ!?」
ビシッ!パシッ!
ハヤトは転がしたバイクを足で受け止め、ヘルメットを脱いだ。
ハヤト「ふぅ・・・。女1人にてめぇらは何人集ってやがるんだ?」
不良生徒J「だ・・・誰だ、てめぇは!?」
ハヤト「チンピラに名乗る名なんてねぇ」
不良生徒J「ざけんじゃねぇぞ、ゴルァ!!」
バキッ!
不良生徒J「ぐふっ!」
バタッ!
ハヤトは不良生徒を一撃で倒した。
ハヤト「ったく、大した事ねぇ野郎共だぜ」
あすか「・・・あんた、何者?」
ハヤト「・・・神崎あすかだな?」
あすか「え?そ、そうだけど・・・」
ハヤト「俺はあんたを探していた。ちょっと付き合ってくれねぇか?」
あすか「い・・・いいけど?」
ハヤトはバイクから赤いヘルメットを渡した。
あすか「これは・・・?」
ハヤト「乗れよ。人気のない所で話がしたいんだ・・・」
あすか「まさか、ナンパ?」
ハヤト「そ・・・そんな気はねぇ!!」
ブロロロロロロロ〜!!
ハヤトはあすかを乗せて河川敷の橋の下に連れてきた。
あすか「それで?あたしに何の用だい?」
ハヤト「俺は、新條ハヤト。あんたが探している2人の男をよく知っている者だ」
あすか「どういう事?」
ハヤト「あんたは小学生の頃の6年間、京都の道場で暗殺拳・四神流の玄武として修行をしていた・・・」
あすか「な、何でそんな事しってるのよ?」
ハヤト「俺は四神流の4人の正体を全員知っているのでね」
あすか「な・・・・なんですってぇ!?」
ハヤト「しかも、青龍はあんたの弟だそうだな・・・」
あすか「本当に知ってるみたいね・・・」
ハヤト「まぁな・・・。んで、あんたが探してるってのが白虎・朱雀の2人・・・」
あすか「そうよ」
ハヤト「理由は3年前、京都で起こった事件の事・・・。ある男の暴走を止めようと出て行って、殺された師匠であり実父の仇・・・」
あすか「えぇ、その通りよ。怖いくらい知ってるのね・・・」
ハヤト「まぁ、あの事件を最小限に抑えてマスコミとかには制限を掛けたのがこの俺だからな・・・」
あすか「え・・・」
ハヤト「あんたの追ってる男の1人の友人の妹を殺害し、その友人を洗脳した恐ろしい男だからな・・・」
あすか「なんか・・・、その話・・・。リョウから聞いた事があるわ・・・」
ハヤト「その洗脳されて暴走したヤツの友人に昔の彼女を殺されたんだっけか?」
あすか「・・・まさか・・・」
ハヤト「あぁ、そのヤツの友人ってのは、「嘉納豪醐」だ」
あすか「つまり、あの嘉納君を洗脳したのって・・・」
ハヤト「あんたの追ってる男になるな」
あすか「何て事を・・・」
ハヤト「とりあえず、それくらいは話しておくぜ」
あすか「知ってる事全部話すんじゃなかったの!?」
ハヤト「悪いな・・・。あんたの性格は知っている。今、ヤツの正体を明かしたら俺達の作戦がパァだ」
あすか「う・・・喧嘩早いって事までお見通しなのね・・・」
ハヤト「逆にこっちから1つ教えて欲しい情報があるんだ・・・」
あすか「いいよ。素敵な情報くれたんだから、あたしに出来る事であれば構わないわ」
ハヤト「じゃぁ、「河原あおいの幼年期」について知りたいんだ・・・」
あすか「あおいの!?」
ハヤト「ヤツは何故か河原あおいを付回している・・・。何か理由があるのかと思ってな・・・」
あすか「でも、何で幼年期なの?」
ハヤト「河原あおいは幼稚園時代に空手と柔道で7段を会得している天才だ・・・。何かあるのかもしれないと思ってな」
あすか「いいわ、その代わり教えてくれる状況ってのが来た時は教えてよね」
ハヤト「・・・約束する・・・」
ハヤトはバイクにエンジンを掛けた。
ハヤト「家まで送るぜ。乗りな」
あすか「遠慮なく!」
ブロロロロロロ〜!!
ハヤトはあすかを家まで送った。
あすかの寮に着いた。
あすか「今日は有難うね・・・」
ハヤト「あ!大事な事を言い忘れていたぜ」
あすか「何?」
ハヤト「風紀委員に「咲崎葉月」ってガキがいただろ?」
あすか「はづ坊?それが何か?」
ハヤト「あのガキには気を付けて欲しい・・・」
あすか「え?」
ハヤト「この事は、あのガキに伝わると大変な事になるんでな」
あすか「はづ坊が何か関係してるっての?」
ハヤト「あぁ。あのガキは京都出身だろ。そして、嘉納豪醐と接触してる・・・」
あすか「まさか・・・?」
ハヤト「間違いない、あのガキは嘉納豪醐を監視しながら、ヤツの正体を暴こうとしている」
あすか「確かにそれはマズいわね・・・」
ハヤト「まぁ、そういう訳だ。頼んだぜ、相棒!」
あすか「あいよ!」
そして、2人は帰っていった。
ガチャ
あすか「ただいま〜」
さくら「おかえりなさ〜い」
あすかは居間へ行った。
あすか「ねぇ・・・。あんた、新條ハヤトって知ってる?」
さくら「知らないけど・・・」
あすか「今日、不良に絡まれた所を助けられたんだけど・・」
さくら「いい人じゃん!」
あすか「何故かあたしの事を隅々まで知ってるのよ・・・」
さくら「怪しい人じゃん!」
あすか「一体何者なのよ・・・あの男は・・・」
さくら「だったら、まなピーに聞けば?」
あすか「ま、まなピーに!?」
さくら「あの子なら何か知ってるかも・・・」
あすか「ホントに?」
さくら「別名、学校の生徒辞典という噂もあるし・・・」
あすか「・・・そうか・・・」
翌日。風紀委員室・・・。
あすか「まなピー!ちょっといい?」
まなみ「にゅ?」
あすか「あんた、この学校の生徒の事とか全体的に詳しいんだよね?」
まなみ「うん。まぁ、どんなに目立たない人でも名前と顔くらいは解るよ」
あすか「じゃ、じゃぁ・・・「新條ハヤト」ってヤツ解る?」
まなみ「新條ハヤト?う〜ん・・・、どんな感じの人?」
あすか「赤茶けてて立った髪で白いバンダナの・・・」
まなみ「あぁ!!ハヤトかぁ!!」
あすか「知ってるのね?」
まなみ「せいちんと仲がいい先輩だよ」
あすか「誠也・・・。有難う!後は誠也に直接聞くよ」
まなみ「でも、せいちん今、リョウちんと見回ってるよ」
あすか「いいや、自力で探す・・・」
あすかは部屋を出た。
カイ「彼を探すなら待つ方が得策ではないのでは?」
さくら「いいの、お姉ちゃんは待つの苦手だし」
まなみ「まぁ、行き違いになっちゃったらこっちから知らせてあげればいいじゃん」
カイ「そうですね・・・」
廊下、あすかが誠也を探し歩きまわっている。
あすか「今何処にいるんだろ・・・・・・・・あれ?」
ハヤト「お?」
あすかはハヤトと偶然出会った。
ハヤト「また会ったな・・・」
あすか「うん・・・・」
そこに、
誠也「あれ?ハヤト先輩じゃないですかぁ!?」
ハヤト「おう、虹谷じゃねぇか」
誠也「何で、あすか先輩といるんです?」
ハヤト「ちょっとな・・・」
あすか「ちょっと誠也。あんた、こいつの友人なんだって?」
誠也「そうっすよ。かんなやでの件で知り合いになってね・・・」
あすか「ふ〜ん・・・」
リョウ「おい、誠也何やってんだ?・・・・・・・・」
一緒に居たリョウの目付きが変わった。
リョウ「・・・・なるほど・・・・」
あすか「何?」
リョウ「誠也、悪いけど後任せていいか?」
誠也「え・・・構わないっすよ」
リョウ「じゃぁ、任せた」
誠也「んじゃ、先輩また後で!」
ハヤト「おう」
誠也は去った。
リョウ「ここはマズい、場所を変えよう・・・」
ハヤト「・・・同感だ・・・」
あすか「へ?」
3人は屋上へ向かった。
屋上には他の生徒はいなかった。
ハヤト「誰もいなくて良かったな・・・・」
リョウ「まったくだ・・・」
あすか「一体何があったの?」
リョウ「もう、黙ってても無駄だな?・・・白虎・・・・」
あすか「びゃ・・・白虎っ!?」
あすかはあまりの事に驚いてしまった。
ハヤト「ちっ、やはり青龍のてめぇ相手じゃ闘気でバレるか・・・」
あすか「そんな・・・あたしが探していた男の1人がこいつだったなんて・・・」
ハヤト「だが、そっちも少しは疑問がなくなったんじゃねぇか?」
あすか「確かに、四神流に関して妙に詳しいと思ってたけど、そういう事だった訳・・・か」
ハヤト「そういう事だ、俺は暗殺拳・四神流の白虎・・・」
あすか「でも、何で!?何でリョウは1発で見抜けたの?」
リョウ「どうもこうも白虎といると無性に苛立つのでね」
ハヤト「同感!」
あすか「やれやれ。・・・・ん?・・・って事は・・・まさか!!」
リョウ「ん?」
あすか「朱雀があたし達の父親を殺害した犯人・・・」
ハヤト「そういう事になる・・・」
リョウ「朱雀が!?」
ハヤト「それだけじゃねぇぜ・・・。神崎亮、てめぇも知ってるよな?3年前の京都の事件・・・」
リョウ「ゴウと裕美子・・・か」
ハヤト「嘉納豪醐の顔に傷を付け、妹を殺害し・・・そして、嘉納を洗脳して京都を襲わせたのは全て朱雀の野郎の仕業さ・・・」
リョウ「やっぱり、洗脳か・・・」
あすか「あんた、あの事件の事知ってたの?」
リョウ「前にゴウから聞いた事がある・・・。そして、はづ坊が銀髪の傷の男とか言ってた・・・」
あすか「銀髪の傷がある男か・・・」
リョウ「何人も出てくるけど、ゴウが言ってたくらいの派手な傷の男は流石にいないな」
ハヤト「あと、てめぇの知り合いのその咲崎葉月にだけはこの話は絶対バラすなよ」
リョウ「・・・お前も気付いていたのか・・・」
ハヤト「咲崎家と言ったら京都でも有名な寺院だぜ。俺も怪しいとは思っていたさ」
リョウ「というと、やはりその事件で・・・か」
ハヤト「嘉納豪醐だけは顔と名前が明かされてる、ヤツの監視として来たと思って間違いはねぇな」
あすか「何かあんたらいいコンビじゃないの?」
リョウ「何処がだよ?」
ハヤト「まったく・・・嫌気が指すぜ・・・」
リョウ「戦るか?」
ハヤト「フン・・・、いいぜ。久し振りに手応えがある奴とやれるとはな・・・」
あすか「あんた達まさか、それが理由で・・・」
リョウ「場所を変えたって事さ・・・。・・・離れてろ、巻き添えくらうぜ」
あすかは距離を取った。
ハヤトはバンダナを頭に巻いた。
ハヤト「じゃ、こっちも遠慮なく本気モードでやらせて頂くか・・・」
ハヤトはポケットから小さな柄を取り出した。
あすか「何?見た事ない物を・・・」
ハヤト「はぁぁぁぁあっ!!」
ジャキ〜ン!!!
ハヤトの柄から青白く光る刀が出てきた。
リョウ「な・・・・!?」
あすか「小さな柄から光る刀!?」
ハヤト「紫電刀・・・、白虎は剣術から学ばされるのさ・・・・」
リョウ「流石に剣術の達人となると、こっちも気が抜けないな・・・」
ハヤト「なぁに、気の使い手の青龍相手だって気が引けないぜ」
リョウ「お互い様・・・か」
ハヤト「いくぜっ!!」
リョウ「おうっ!」
リョウとハヤトは素早く間合いを詰めた。
ハヤト「せいっ!」
リョウ「なんのぉ!!」
バッシ〜!!
リョウはハヤトの刀を真剣白羽取りした。
ハヤト「ぐっ!やるじゃねぇか!」
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