風紀23:漢の真っ向勝負!ゴリVSゴードン
 
東京、国会議事堂。
ジンとある男は2人で入り口の警備員を倒し佇んでいた。
ジン「フフフ・・、やっとここまで来た。ついに私の天下が始まる!」
???「・・・・」
ジン「そして、これから日本は新たに生まれ変わるのだ!!」
???「・・・・フン」

風紀23:漢の真っ向勝負!ゴリVSゴードン

出目金ランド「セントラルタワー」。
巨大化したゴードンを目の当たりにして、3人は佇んでいた。
葉月「あんたに助けられた借りをこれでチャラにさせてもらうで!」
ハヤト「フ・・・、俺の方が借りまくってんじゃねぇか・・・」
凛「そんなチビ、デカ、デブの3人に何が出来るって言うんです・・・ククク・・・」
葉月「チビやてぇ・・・。ゴリっ!拓也っ!手加減は要らへんで!思う存分ブチかましぃや!!」
ゴリ「よっしゃぁ!!いくでごわすよ!!!」
ゴードン「うぉぉおおおおおおおっ!!!」
ゴリと拓也はゴードンに立ち向かっていった。
ビーッ!!
ゴリ「おわわっ!!」
拓也「ゴリ!?」
ゴリ「気を付けるでごわすよ!こいつレーザービームも撃ってくるでごわす!!」
拓也「もはや、生き物とも呼べないべ・・・」
ハヤト「まるで、機械だな・・・」
凛「いえ、ちゃんとした人間ですよ。彼、怒ると筋肉が膨れ上がる体質なだけなんです」
ハヤト「つまり、本気になるとこのサイズって事か・・・。皮肉なものだな・・・」
葉月「でも、何でや!?何でこんな化け物みたいな奴を隠しておいとく事にしてたんや!?」
凛「それは、1年前の夏の事でした・・・」

【回想】

生徒会御一行はメキシコに来ていた。
中村「ここがメキシコか・・・」
玲子「暑いわね」
中村「でも、本場のタコス食えるんだからいいって事よ!」
凛「ん?何でしょう?何か騒がしいですね」
村人「逃げろ!ヤツが出たぞ!!」
凛「ヤツ?」
そこには15mもの巨人が暴れていた。
ゴードン「おれ、ばけものちがう!おれ、人間!」
村人「お前みたいな化け物が来ていい村じゃねぇ!帰れ!!」
ゴードン「うっ・・・・うぅっ・・・・」
中村「何だ?あのありえない生き物は?」
玲子「無粋ね・・・」
出目金「綺麗とか汚いの問題じゃないと思うんだけどなぁ・・・」
中村「村人が逃げろとか言ってたよな?」
出目金「確かに下手に出向くのは命知らずだよな」
凛「でも、ほっとく訳にはいかない!!」
出目金「新條!?」
凛はゴードンに向かった。
中村「凛!逃げろ!!」
玲子「そんなのに関わったら、殺されるわよ!」
凛は三銃士の引きとめを聞かず、ゴードンに近づいた。
ゴードン「ん?」
凛はゴードンに接触した。
ゴードン「なんだ、おまえ?おまえ、おれ殺す気か?」
凛「そんな事しませんよ。貴方はただ大きいだけで人間じゃないですか」
ゴードン「!!」
凛「わたしはこんなに小さいけど、人間です!」
中村「(そりゃ、人間サイズだしなぁ)」
玲子「(凛の小ささとあれのデカさを一緒にしたら犯罪よ)」
凛「わたしはどんなに大きくても人間だと思いますよ」
ゴードン「おまえ・・・・」
ジン「まったく、その通りだな」
凛「会長様!」
ジンが会話に入ってきた。
ジン「凛の言う通りだ。私も同感だな・・・」
ゴードン「おまえたち・・・・」
ジン「ここに居ずらければ我々の元にくるかい?」
凛「わたしと会長様が面倒見てあげるからね!」
ゴードン「おれ、心から感激!あんた達、恩人!」
ゴードンは怒りを捨て、身体を縮めた。
凛「あ?身体を小さくする事が出来るんですね」
ゴードン「おれ、普段はこんな大きさ」
凛「これから、一緒ですよ!仲良くしましょうね」
ジン「私は君みたいな男を見捨てる様な真似はしない。よろしくな・・・」
ゴードン「よ・・・よろしく!!」



こうして、ゴードンは生徒会の保護の元、日本で生活する事になったのだった。

【回想終了】

凛「って感じですね」
葉月「なぁ、ハヤト兄ちゃん。生徒会に歯向かった行為って間違ってたんやろか?」
ハヤト「なぁに、ジンはそういう奴さ。それに、ジンに火を付けたのはお前だろ」
葉月「はう・・・」

拓也「どすこ〜い!!」
拓也はゴードンにタックルした。
ゴードン「ぬぅぅ・・・。フン!!」
スパ〜ン!!
拓也「ぬぉぉぉぉおおおおおっ!?」
ボヨ〜ン!ボヨヨ〜ン!


拓也はゴードンのビンタで吹き飛んだ。
ゴリ「た・・・拓也どん!!」
拓也は気絶していた。
ゴードン「あと、おまえだけ。覚悟するんだな」
ビ〜!!ドゴ〜ン!!
ゴリ「うぉぉぉおおおっ!!」
ゴードンのレーザーがゴリに直撃した。
ゴリ「う・・・どうすれば・・・」
ハヤト「マズいぜ・・・。ゴリ1人で勝てる相手じゃねぇ・・・」
葉月「だったら、どうすれば・・・」
ゴリ「!!そうでごわす!!拓也どん、身体借りるでごわすよ!」
ゴリは拓也を掴んで、飛んだ。
ハヤト「あいつ、何をする気だ!?」
ゴリ「うぉぉおおおおおっ!!!禁断の山嵐でごわすぅぅぅぅうううううっ!!!」
ゴリは拓也を掴んで、ゴードンに山嵐で突撃した。
ズド〜ン!!!
ゴードン「ぐぉぉおおおおっ!!」
ゴードンにダメージを与えた。
ゴリ「おいどんのパワーと拓也どんの体重を合わせた重力に勝るものはないでごわす!」
葉月「なるほど!これなら、あの化け物でもダメージを与えられるで!なかなかの気転やないか!」
しかし、ハヤトの表情は暗かった。
ハヤト「いや、このままやればゴリは負ける・・・・」
葉月「何でや!?このままダメージを着々と与えていけば・・・」
ハヤト「無理だ。あのデブの残った体力で何発も出せる手段じゃねぇ・・・」
葉月「あ!!」
ハヤト「どう足掻いてもゴリの負けだ・・・」
葉月「く・・・どうすれば・・・。・・・!・・・そうや!!」
葉月は走っていった。
ゴリ「(確かにダメージは与えたが、拓也どんはもたない・・・。どうすればいいでごわすか・・)」
凛「きゃっ!何するんですか!?」
葉月「やい!そこのデカブツ!!これが何か見えるかいな?」
葉月は仕込み刀で凛の首筋を当てている。
ゴリ「お、お嬢!?」
ゴードン「り・・・凛!?」
葉月「おっと、動くなや。1歩でも動いたら、この子の頚動脈を斬るで」
ゴードン「凛!!やめろ!!やめてくれ!!」
凛「ゴー・・・ドンさん・・・」
葉月「解ったら元の身体に戻りや!卑怯者が!!」
ハヤト「(こいつの行動の方が卑怯に見えるが・・・)」
ゴードン「解った・・・」
ゴードンは身体を元に戻した。
ゴードン「これで文句ないな?」
凛「ゴードンさん!?何で・・・わたしなんかの為に・・・」
ゴードン「おれ、凛大切。何かあったら困る」
凛「ゴードンさん・・・」
ゴードン「それに、こいつ投げのスペシャリスト・・・。こいつと真っ向勝負したい」



凛「手元にある勝ちを捨てる気ですか!?」
ゴードン「おれ、差のない闘いしたい。お前、おれを信じて見ていて欲しい・・・」
凛「ゴードンさん・・・」
葉月「あんた、結構男らしい所あるやないか。その性格があれば人間と認めてもええで!」
ゴリ「・・・・。真っ向勝負!上等でごわす!!」
ゴードン「うぉぉおおおおおおおおおっ!!!」
ゴリとゴードンは互いに突っ込んでいった。
ガシッ!
ゴードンはゴリの頭を掴んだ。
ゴードン「うぉぉおおおっ!!フン!フン!ヌリャァァアアッ!」
バン!バン!ズバーン!!
ゴードンスラムがゴリに決まった。
ゴリ「く・・・。この程度でごわすか?」
ハヤト「何!?あれを喰らって立っただと!?」
ゴリ「おいどんはこの程度で倒れる柔な身体はしてないでごわすよ!!」
ゴードン「それでいい・・・。お前、面白い・・・」
ゴリ「もらったっ!」
ゴリはゴードンの胸倉を掴んだ。
ゴードン「何っ!?」
ゴリ「いくでごわすよ!!二段背負い!」
バンバン!
ゴリは二回連続で背負い投げをかました。
ゴリ「天狗投げっ!!」
ズバーン!
ゴリは天狗投げをかました。
ゴリ「そして・・・・」
ゴリはゴードンの巨体を空中に投げ上げた。
ゴリ「・・・トドメの禁断山嵐でごわすぅぅぅううううううっ!!!」



ズド〜ン!!!
ゴードン「ギャァァアアアアアアッ!!!」
ゴリは空中山嵐でトドメを指した。
ゴリ「名付けて!「薩摩禁断柔道奥義宴舞」っ!!!」
ハヤト「や・・・やったか!?」
ゴードン「う・・・」
ゴードンは起き上がった。
ゴードン「お前、強い・・・。まいった、おれの負け・・・」
ゴリ「あんた、結構面白い男でごわした。また、真っ向勝負をしたいでごわす」
ゴードン「おれもだ・・・」
そして、ゴードンは倒れた。
ゴリ「ふぅ・・・。何とか勝てたでごわすな・・・」
葉月「しっかし、あんたらもボロボロやなぁ・・・」
ハヤト「葉月、救急車を呼んでやれ。5台だ」
葉月「解ったで、6台呼んどくで!」
ハヤト「いや、俺の分は・・・」
葉月「素直やないなぁ・・・。あんたが一番酷い怪我しとるんやから、あんたが優先や!」
ハヤト「葉月・・・」
凛はゴードンの所へ走っていった。
凛「ゴードンさん!!」
ゴードン「凛・・・おれ、負けた・・・」
凛「いいんですよ・・・。貴方は頑張りました」
ハヤト「おい・・・。ゴードンとか言ったか?」
凛「兄さん・・・」
ハヤト「お前・・・、思ってた程人間らしい所あるじゃねぇか・・・」
ゴードン「え・・・?」
葉月「せやな、化け物だったら、真っ向勝負を楽しもうとはせぇへんしな」
ハヤト「それに、凛を・・・俺の妹をこんなに大事にしてくれたじゃねぇか・・・」
凛「兄さん?」
ハヤト「・・・見直したぜ」
葉月「それと、ごめんな。ちと怖かったやろ?」
凛「うぅん。大丈夫よ」
ハヤト「なぁ、葉月・・・」
葉月「何や?」
ハヤト「お前・・・今ジンがやろうとしてる事や3年前の事件の事・・・京都で話題にする気か?」
葉月「当然やないか!あの野郎をとことん骨抜きになるまで追い詰めてやるんや!」
ハヤト「悪いが、それは内密にしてくれないか?」
葉月「何言うてんや!あんな腐れ外道、一生牢獄で暮らせば・・・」
ハヤト「頼むよ・・・。ジンは確かに間違った行動に出ているさ。だが・・・」
凛「わたしからもお願い!!」
ハヤト「凛・・・」
凛「確かに、会長様は早まった行動を取ってるわ!でも、この日本をいい国にしようと考えてるだけなの!」
ゴードン「おれからもお願い。あいつ、悪い奴違う!おれ、凛とジンに救われた!」
ハヤト「お前が公表しなければ、ジンは二度とこういう行動には出ない筈なんだ!」
葉月「・・・しゃぁないなぁ・・・。今回だけやで・・・」
ハヤト「葉月・・・」
葉月「今度、問題起こしたら、ジンは刑務所行き決定やからな!」
凛「恩に切ります!」
こうして、出目金ランドでの勝負に決着が付いた。

国会議事堂。
ジン「やぁ、総理大臣さん」
総理「な・・・何だ、お前らは!?」
ジン「貴方の政治で苦しむ一般市民を救う救世主と言った所ですかな・・・」
総理「何!?」
ジン「フフフフフ・・・。貴方にはここで死んでもらおうか・・・」
総理「助けて・・・」
バン!!
リョウ「そこまでだ!!志村ジン!!!」
リョウとあすかが入ってきた。
ジン「おやおや、誰かと思えば・・・。神崎姉弟ですか・・・」
リョウ「!!あんた・・・本当にあの会長さんなのか・・・?」
リョウはジンの人相の変貌に戸惑っている。
ジン「フフフフフ・・・君には見せた事がなかったね。この前髪の中を」
リョウ「その傷が3年前にやりあった傷って訳か・・・」
ジン「君、随分と詳しいじゃないか・・・」
リョウ「あんたの弟から全てを聞き出させてもらった・・・」
ジン「ほぅ・・・」
リョウ「志村啓斗の息子!志村塵っ!!」
総理「志村啓斗の息子だと!?」
リョウ「3年前、汚職を公開される恐れのあった理由で追い出されて、自殺した国会議員だ」
総理「まさか・・・・父上の復讐で・・・!?でも、あれは前総理が・・・」
ジン「フフフフフ・・・。復讐だと?片腹痛い!!」
リョウ「何!?」
ジン「私は個人的復讐などする気はない。自殺した父上の無念を私自身で晴らすまでの事だ!」
リョウ「な・・・・何だと!?」
ジン「私は仇撃ちなんて下らん真似はする気はないのだよ。・・・君の様にね・・・神崎あすか君」
あすか「き・・・貴様ぁ・・・。あたしの事を知ってたの!?」
ジン「私の情報網を舐めないで頂きたい。ウチの学校に四神4人を揃える真似をしたのもこの私だ」
リョウ「親父の名前を使って俺を呼んだんだってな・・・」
総理「だが、何でだ!?何で、3年後にここに襲いにくる!?」
ジン「私も急に時間がなくなってしまいましてね・・・」
あすか「え!?どういう事?」
リョウ「咲崎葉月だな・・・。3年前の京都の事件の真相を世間に公開されるのを恐れた・・・」
ジン「あぁ、そうとも!彼女は私の唯一の汚点を探りに潜入してきた。だから、焦っていた!」
リョウ「そして、全てを知られてしまった直後に葉月を襲った・・・」
ジン「神崎亮・・・。君は戦闘能力もあってもの解りもいい・・・。だが、君は知り過ぎてしまったらしいな・・・」
リョウ「まぁな・・・。ちょっと首を突っ込み過ぎたかもしれないな・・・」
その時だった・・・。
ドゴ〜ン!!
リョウ「な・・・何だ!?」
???「下らん、元プロレスラーの癖に大した事ないな・・・」
リョウ「お前は・・・・」
あすか「か・・・嘉納豪醐!?」



豪醐「・・・・・」

その頃のある山寺にて・・・。



あおい「いててぇ・・・。やっと抜け出せた・・・」
あおいが目を覚まし、山寺の祠から出てきたのだった。
あおい「あれ?もう夕方!?何であたし、あんな所に・・・はっ!」
あおいはリョウの事を思い出した・・。
あおい「リョウの奴ぅ・・・。一体何をしようとしてる訳!?」
あおいは怒っている。
あおい「とりあえず、学校に行ってみるか・・・。何か解るかもしれない・・・」
あおいは学校に向かって走り出した。