風紀27:帰還
  志村ジンの手により、国会議事堂襲撃事件は無事解決され、平和が訪れた・・・。
その後、急に神崎亮は京都に旅立ってしまい、それから1週間経ったのだった・・・。

???「どうだ!?レッドは見つかったのか!?」
???「はいっ!レーダーで補足出来ました」
???「・・・ここは・・・!?京都か・・・」
???「隊長!レッドは如何しましょう!?」
???「このまま様子を見ておけ・・・」
???「はっ!」
???「レッドよ、貴様の力・・・この私がもらい受ける!!フフフフフ・・・ハハハハハハ・・・」

Public Moral Panics
〜2nd PANIC God or Devil〜

風紀27:帰還


1週間後、烏丸駅・・・。
リョウ「ふぅ・・・、何とか帰ってこれたな・・・」
リョウは1週間の旅を終え、群馬に戻ってきたのだった・・・。
リョウ「ったく、ここら辺も全然変わってないなぁ・・・」
それは、たった1週間しか経ってないからだ
リョウ「まぁ、いいさ。はづ坊に教えてもらった八つ橋買えたし、土産話と洒落込みますかな」

リョウは河原家に着いた。
リョウ「うい〜っす!神崎亮、ただいま戻りました〜」
・・・・・・・・シ〜ン・・・・
家の中は静まり帰っていた。



リョウ「ん?妙に静かだな・・・。まさか、俺を驚かせる気か?」
リョウは恐る恐る居候の部屋に入った。
ガチャ!
リョウ「お〜い・・・居るか?」
葉月「・・・・リョウ・・・はん・・・」
リョウ「は、はづ坊!?」
葉月は明らかに元気を無くしていた。
リョウ「おい、どうした?何があった・・・!?」
葉月「な・・・何でもあらへんよ・・・・ははは・・・」
葉月は明らかに明るさを失っていた。
リョウ「このはづ坊がこんなに暗くなってるなんて・・・只事じゃない・・・・」
失礼です。
リョウ「何があったんだ?俺に話してみろよ・・・」
葉月「何でもあらへんよ〜。ただのね、寝不足や・・・」
リョウ「そういや、あおいは?」
葉月「えっとその・・・」
リョウ「ん?」
葉月「家族旅行や!」
リョウ「あれ?夫婦で行ったって聞いたんだけど・・・」
葉月「急に家族で行きたいという事になってなぁ・・・ははははは・・・」
葉月は汗だくになりながら、
リョウ「そういや、ゴウとゴリは?」
葉月「近所の道場で柔道の稽古を手伝っとるで」
リョウ「そうか・・・」
葉月「リョウはんはこれからどうするん?」
リョウ「そうだな・・・。とりあえず、友人にお土産配りかなぁ・・・」
葉月「ほぉほぉ・・・!ほな、行ってきぃや!!」
リョウ「追い出すみたいに言うなよ。ムカツクなぁ・・・」
リョウは出て行った。
葉月「ふぅ・・・危ない危ない・・・。あの事知れたらパニくるやろな・・・」

ぴんぽ〜ん・・・
さくら「は〜い!あ、お兄ちゃん!何処行ってたの?」
リョウ「あぁ、旅行だよ。ほい、お土産」
さくら「わぁ、有難う!」
リョウは神崎姉妹の家に来た。
リョウ「あすかとは上手くやってるか?」
さくら「え?・・・ちょっと、喧嘩中なの・・・」
リョウ「・・・一緒に居られるウチに仲良くしてた方がいいぜ・・・」
さくら「へ・・・?・・・あ!そうだよね。そのウチにはあたしは魁斗くんの所に行っちゃうし・・・」
リョウ「・・・!そ、そうだよな・・・。カイとは上手くやってるのか?」
さくら「うん!・・・まぁ、その事で時々揉めちゃうんだけどね」
リョウ「そうか・・・。・・・ところで・・・、あおい知らないか?」
さくら「へ?あおいちゃん?・・・一緒じゃないの?」
リョウ「何でだよ!?」
さくら「・・・・!な、何でだろ・・・・」
リョウ「・・・・・」
さくら「・・・・・」
リョウ「・・・・沈黙が重い!!」
さくら「・・・ごめんね、天然で・・」
リョウ「いいよ・・・。他で聞くから・・・」
さくら「お土産有難ね!お姉ちゃんにもお礼言わせるから!!」
リョウ「おう!」
リョウは去った。

駄菓子屋「かんなや」
リョウ「ち〜っす」
誠也「あ!神崎先輩!!帰ってたんですね?」
リョウ「おう!」
まなみ「リョウちん!おでん食べよ!」
リョウ「お?いいねぇ、身体が暖まるよ」
リョウは席に付いた。
リョウ「よぅ、お土産あるぜ」
まなみ「わ〜い!八つ橋だぁ〜」
リョウ「はづ坊公認だから薦めるぜ」
ハヤト「よぅ、てめぇ・・・戻ったのか・・・」
ハヤトが現れた。
リョウ「!あ・・・あぁ・・・」
ハヤト「てめぇが旅してる間にとんでもねぇ事になってんだぜ」
リョウ「何だと!?」
誠也「は・・・ハヤト先輩!!」
ハヤト「あ・・・!いや・・・、何でもねぇ!気にするな!」
リョウ「お前、何を言い掛けたんだ?」
ハヤト「何でもねぇって言ってるだろ!」
リョウ「怪しい・・・」
まなみ「リョウち〜ん、おでんだよ〜」
まなみはおでんを渡して話を誤魔化した。
リョウ「(一体、何があったって言うんだ・・・?)」
まなみ「そういや、お土産配り終わったの?」
リョウ「あ、いけね!まだ、大事な所に渡してなかった・・・」
まなみ「んじゃ、いってらっしゃい!」
リョウ「何か追い出そうとしてないか?」
まなみ「し、してないよ!」
リョウ「ま、いっか・・・。んじゃ、俺は行くぜ」
リョウは去った。
誠也「危ない所だった・・・」
まなみ「ハヤちゃんはリョウちん見るとメンチ切るから危ないなぁ・・・」
ハヤト「悪ぃ・・・」
誠也「まぁ、上手く誤魔化せて良かったけどね・・・」
ハヤト「誤魔化せてる・・・のか?」

リョウはマンションに入った。
リョウ「凄いマンションだなぁ・・・。確か、24階とか言ってたか・・・」
リョウはエレベーターに入って、
ガガガガガガガ・・・・・ピンポ〜ン。
24階に行った。
リョウ「流石に24階はキツい・・・。東京タワーや都庁のエレベータみたいな恐怖だぜ・・・」
リョウは目的の部屋へ向かった。
リョウ「お?ここだここだ・・・・」
ピーンポーン
ガチャ!
ジン「やぁ、神崎君。戻ったんだね・・・」
リョウ「あぁ、ついさっきな」
ジン「ちょうど良かった。今、魁斗も来てるんだ。一緒にお茶でもしないかい?」
リョウ「だったら、ちょうどお土産に茶菓子もあるよ」
ジン「そうか、わざわざすまないな。まぁ、上がってくれよ」
ジンはリョウを部屋に上げた。
リョウ「うわぁ・・・。マンションの一室とは思えないなぁ・・・」
ジンの部屋はやたら豪華な物が並んでいた。
カイ「やぁ・・・。おかえり・・・」
リョウ「あぁ・・・ただいま・・・」
ジン「今、お茶入れてくるから、座っていてくれよ」
リョウ「おう」
ジンはお茶を入れに行った。
カイ「如何でしたか?」
リョウ「色々と解らない事は解ったよ。・・・まぁ、嫌な予感はするんだけどな・・・」
カイ「そうですか・・・・」
リョウ「カイ・・・」
カイ「ん?」
リョウ「さくらとは上手く行ってるか?」
カイ「えぇ・・・」
リョウ「大事にしてやってくれよ・・・」
カイ「どうかしたんですか・・・?」
リョウ「いや・・・、さくらはそのウチ大切なモノを失うかもしれないんだ・・・」
カイ「どういう意味ですか?」
リョウ「・・・・、そのウチ解るよ・・・。俺も真実を知って辛かったんだ・・・」
カイ「・・・」
ジン「どうやら、意外な収穫があったようだな・・・」
ジンはお茶と八つ橋をテーブルに並べた。
リョウ「そういや、会長。あおいの奴知りません?」
ジン「君、何も聞いていなかったのかい?」
カイ「はは・・・僕が口止めさせたんですよ」
ジン「そうだったのか・・・」
リョウ「まぁ、連中嘘下手だから逆に気になってな・・・」
ジン「そうか・・・・」
カイ「あおいさんは・・・・もういませんよ」
リョウ「へ?」
ジン「とりあえず、そうとしか言えないかな・・・」
カイ「あおいさんが僕に託した手紙です」
リョウ「手紙?」
手紙『風紀委員長・河原あおいは、死を選ぶ。探さないで下さい。後はよろしく あおい』
リョウ「し・・・死!?」
カイ「それ以来、あおいさんは姿を見せなくなりました」
ジン「両親が2週間の海外旅行に出掛けていただけマシなモノだったな・・・」
リョウ「・・・あおい・・・」
カイ「・・・リョウ、僕はあおいさんは生きてると思いますよ」
リョウ「・・・カイ?」
カイ「僕は誰よりもあおいさんの事を知ってるつもりです」
ジン「まぁ、あおい君は槍で心臓貫いても生きてそうだけどな・・・」
リョウ「・・・フ・・・、そうだな・・・。俺も生きてる方に賭けるよ」
ズズ・・
リョウはお茶を啜った。
リョウ「結構上手い紅茶だな・・・」
ジン「風紀委員の嘉藤君から美味しい入れ方というのを教えてもらってな」
カイ「美雪さん、昔茶道やってたとか言ってましたよね」
リョウ「茶道の茶と紅茶は違うだろ・・・」
カイ「いえいえ、彼女はその茶道の先生に色々な種類のお茶の美味しい入れ方とかも習ったとか・・・・」
リョウ「どういう茶道だよ・・・」
ジン「絶品といえば、この八つ橋。結構美味しいじゃないか・・・」
リョウ「京都出身のはづ坊のお薦めの店だそうだぜ」
ジン「葉月君か・・・。私はどうも彼女に嫌われてるのだよ・・・」
リョウ「はづ坊は執念深いからなぁ・・・」



ジン「この間もハヤトの陰に隠れて睨んだり・・・」
リョウ「はは・・・あんたも大変だなぁ・・・」
ジン「この間の件で謝り足りないのかな?」
リョウ「まぁ、気にするなよ。誰にだって苦手な相手くらいはいるさ」
ジン「そうだな・・・。!!苦手な相手といえば・・・」
リョウ「ん?」
ジン「君、最近ストリートファイトはしてるかい?」
リョウ「京都にいる間はしてなかったよ」
ジン「それが、君が京都に滞在してあおい君が行方不明中にブルーが出現してるらしいのだよ」
リョウ「ブルーが!?」
ジン「関東中でストリートファイト破りをしてるらしいのだ・・・」
リョウ「って事は近所でストリートファイト続けてれば、そのウチ会えるな!」
ジン「どうかね?ブルーとやる気は・・・?」
リョウ「あんたが相手にならなかったんだ。勝てる自信はないけど、やってみたいな・・・」
ジン「そうか・・・。まぁ、出会えたら私に報告してくれよ・・・」
リョウ「あぁ、確か玄武の強化だったな」
ジン「あぁ。君はあすか君とは組み手をよくやると聞いてるから、安心だな・・・」
リョウ「ふ・・・。それじゃ、俺はオイトマするよ。またお茶でもしようぜ、ジンさん・・・」
ジン「あぁ・・・。いつでも遊びに来たまえ」
リョウはジンの部屋を出た。

その夜、烏丸公園・・・。近所で週2〜3回ストリートファイトが行われる公園だ。
男A「ぐぁぁっ!!」
ドサッ!
リョウ「ひゅ〜、やってるやってる〜」
男B「お?神崎さんじゃねぇか!また強ぇ所見せてくれよ」
リョウ「おう、今日はどんな感じだい?」
男B「いや、それがよぅ・・・。さっきからブルーとかいう名の小娘が18人抜きやらかしやがって、賭けにならんのよ」
リョウ「ブルー・・・」
男B「最近出てきた新人なんだがよぅ、強過ぎてプロの格闘家でも勝てなかったらしいぜ」
リョウ「そうか・・・」
ブルー「さぁ、次は誰だ?」
男C「オレは嫌だぞ!死にたくねぇ!!」
男D「オレだって、妻と子供が家で待っているんだ」
ブルー「別に殺してないんだけどなぁ・・・」
男B「見ろよ、怖がって誰も挑戦しなくなっちまったぜ」
リョウ「・・・よしっ!俺が行こうか」
リョウが前に出た。
リョウ「やぁ、ブルーさん。最近ストリートファイトに凝ってるんだって?」
ブルー「神崎亮・・・。京都で山篭りしてたって聞いてたけど、帰ってきたんだ・・・」
リョウ「別に家あったし、野宿とかはしてねぇけどよ」
ブルー「ボクとやろうっての?」
リョウ「あぁ、やらせてもらおうか!」
2人は構えた。
ブルー「いいよ、かかってきな!」
リョウ「いくぞっ!!」
リョウはブルーにかかっていった。

リョウ「ふっ!」
しゅっ!
リョウは正拳突きを出した。
ブルー「足元がお留守だよっ!」
ブルーはリョウの攻撃をかわして足払いを仕掛ける。
リョウ「甘いっ!」
ブルー「何っ!?」
リョウはブルーの足を掴んだ。
ブルー「へぇ・・・、結構頭いいんだね・・・」
リョウ「ったく、本当にスピードが疾いな・・・」
ブルー「・・・ボクの反応速度に付いてこれるとはね・・・。予想外だよ・・・」
リョウ「悪いな・・・。京都で散々動きの素早い奴と組み手をやったんでね・・・」
ブルー「ちぃっ!!」
バキッ!
リョウ「くっ!」
ブルーの裏拳がリョウにヒットした。
リョウ「もらったぁ!」
ドンッ!
リョウはブルーに体当たりをした。
ブルー「ちっ!」
リョウ「せいやぁっ!!」
ブルー「うぐっ!」
ドサッ!
リョウはブルーに背負い投げを喰らわせた。
リョウ「ふぅ・・・、流石に裏拳には驚いたな・・・」
ブルー「あいててぇ・・・。まさか、間合いを詰めて投げで来るなんて思わなかったよ」
リョウ「ん?あぁ!?」
ブルー「あ・・・」
背負い投げの拍子でブルーのフードが脱げていた。



リョウ「・・・お前・・・、誰かに似てるな・・・」
ブルー「人違いだよ!」
リョウ「あおいだ!あおいに似てる!?」
ブルー「誰だよ?」
リョウ「でも、目付きはこんなに悪くないからなぁ・・・」
ブルー「悪かったな・・・」
リョウ「まさか、お前は・・・あおいの妹か!?」
ブルー「はい?」
リョウ「あいつに生き別れの妹がいるんだよ!そう考えれば納得が行く!」
ブルー「知らないな・・・。人違いだろ・・・」
リョウ「まぁ・・・いいか・・・。それより、本気モードでやってくれよ・・・」
リョウの目付きが変わった。
ブルー「え?」
リョウ「あんたが何を取り込んだか、この目で確かめたいんだ・・・」
ブルー「・・・・いいよ。後悔しても知らないからね!!」
ブルーの構えが変わった。
リョウ「いくぞっ!青龍拳っ!」
ブルー「・・・・・はっ!」
ブルーはリョウの気を強引に薙ぎ払った。
ブルー「やっぱり・・・未熟だな・・・・」
リョウ「何だと!?」
ブルー「動きが良くなっただけじゃ、話にならないよ」
リョウ「ちぃっ!真空青龍拳っ!!」
ズドーン!
ブルー「龍哭水龍拳っ!!」
ズドドーン!!!
リョウ「何っ!?ぐわぁぁあああっ!!!」
リョウは押し負けて吹き飛ばされた。
ブルー「解った?格の違いってのを・・・」
リョウ「・・・くっ・・・。なるほど・・・、確かに俺は未熟だな・・・」
ブルー「どうやら、解ったみたいだね・・・」
リョウ「まったく・・・、因果ってのは怖いものだな・・・。まさか、青龍を取り込んだなんてな・・・」
ブルー「ご名答・・・。さぁ、どうする?」
リョウ「・・・どうやら、俺の負けみたいだな・・・。降参だ」
ブルー「怖気づいたの?」
リョウ「今の俺じゃどう足掻いても勝てないよ・・・。また修行し直したらもう1度勝負してくれ!」
ブルー「喜んで・・・」
リョウ「青龍拳が水龍拳になるまで修行積まないとなぁ・・・」
ブルー「神崎亮・・・、また会おう・・・」
リョウ「あぁ・・・。また会おうな・・・」
リョウは去っていった。

その晩の事・・・。リョウは寝静まった後ベランダでジンに電話をしていた。
ジン『そうか、ブルーが取り込んだのが青龍だったのか・・・」
リョウ「あぁ、残念だったな・・・。玄武じゃなくて・・・」
ジン『フフフ・・・まったくだな・・・』
リョウ「でもまぁ、それが解っただけでも全然違うよなぁ・・・」
ジン『どうやら、私が予想していなかった事態になったな・・・』
リョウ「どういう意味だ?」
ジン『この私が歯が立たなかった理由が納得出来る・・・』
リョウ「・・・青龍だからか・・・?」
ジン『それだけではない・・・。今のブルーは落ち着きもある上、最も危険な青龍を軽々と超えている』
リョウ「・・・・つまり・・・?」
ジン『数世紀に1人程度しか存在し得ない伝説の四神流の鬼という事だ・・・』
リョウ「伝説!?」
ジン『玄武を取り込む事の多い鬼は大概神に勝つ事は出来なかった、だが!青龍を取り込んだ鬼の凶悪的な強さは神以上だった・・・』
リョウ「だから、伝説か・・・。神より強い伝説の鬼・・・」
ジン『それだけではない・・・、今の鬼は平常心を保っている・・・。今までで青龍か朱雀を取り込んだ鬼は暴走の余り危険な殺戮を行う腐れ外道な奴しか出来なかった・・・』
リョウ「何だって!?」
ジン『私も君も経験はあるだろう・・・。あの我を失う姿を・・・』
リョウ「でも、今の鬼は・・・」
ジン『つまり、今の鬼は・・・心身共に強い至上最強の鬼・・・。いや、史上最強の四神と言えるだろう・・・』
リョウ「なるほど・・・・・」
ジン『まぁいいさ・・・。彼女はまた君の前に現れるのだろう?』
リョウ「あぁ・・・」
ジン『その時は、彼女の正体が明かされる時だろうさ・・・』
リョウ「・・・そうだな・・・」
ジン『じゃ、また明日!』
リョウ「あぁ、色々面倒掛けてすまないな・・・・ジンさん・・・」
ピッ!
葉月「ん?リョウはん電話?」
リョウ「あぁ、ジンさんとちょっとな」
葉月「リョウはん・・・まだあないな野郎と・・・」



リョウ「・・・はづ坊は嫌いなんだったな・・・」
葉月「最低や!あんな男!!ウチが呪い殺したろか!」
リョウ「陰陽師って怒らすと怖いな・・・」
リョウは悪寒を感じながら、葉月を連れて床についた。

翌朝、リョウはいつもより2時間早く目が覚めてしまった。
リョウ「う〜ん・・・。今日は何だか寝つきが良かったな・・・」
葉月「むにゃむにゃ・・・おやっさ〜ん!饅頭もう1個ぉ〜!!」
ゴリ「おかん〜、飯何処でごわすか〜?・・・むにょむにょ・・・」
2人は寝言を言っている。
リョウ「見事に全員寝てるな・・・」
リョウは着替えて居間に向かった。
リョウ「そういえば、あおいって普段この時間に起きて朝食の準備とかやってたっけ・・・」
リョウは和みおしながら、自分の朝食を作った。
リョウ「・・・たまにはあおいにならって早く出て行ってみるのもいいかな・・・。よぅし!」
ゴキュゴキュ・・・
リョウは牛乳を一気飲みし、さっさと朝食を済ませ、いつもより1時間早く家を出た。

7:15・・・。校門が開く時間にリョウは学校に到着した。
リョウ「誰も来てない朝の学校なんて初めてだな・・・」
リョウは教室に鞄を置き、風紀委員室に向かった。
リョウ「そういや、今日の当番は誰だっけなぁ・・・」
ガラガラガラ・・・・
リョウ「よぅ!おは・・・・・・・・・・って、えぇ!?」
リョウが風紀委員室のドアを開けた瞬間ありえない光景が目に映っていた。
あおい「・・・あ、おはよう・・・。随分と今日は早いじゃん!」



あおいが缶コーヒーを飲みながら新聞を読んで風紀委員室に居たのだった・・・。
リョウ「あ・・・あおい、何でお前がここに!?」
あおい「ほえ?」