風紀29:紅蓮と明かされた真実
 河原家・・・。夫婦旅行からあおいの両親が帰宅していた。
母「やれやれ・・・、長旅で逆に疲れちゃったって、気分だわ・・・」
両親はあおいとリョウがちょうど同じ時期に家出をしていた事を知らない・・・。
母「あなた〜、コーヒー入ったわよ〜・・・・・。あれ?」
父から返事がない・・・。
母「まさか・・・」
母は空き部屋へ行った。
母「やっぱり、ここにいたのね・・・」
父「・・・あぁ・・・」
母「物好きよね、貴方もあおいも・・・。もう遺体すら帰ってこないのに12年もこの部屋を交互に掃除してるんだもの・・・」
父「なんでだろうな・・・、私はどうもここともう1つの空き部屋を掃除していると落ち着くのだよ・・・」
母「そのセリフ、あおいも言ってたわ・・・」
父「私も何だかんだでいなくなった娘と息子に依存をしているのかもしれないな・・・」
母「本当に面白い親子ね・・・。そっくりだわ・・・。結局、あおいは貴方に似たのね・・・」
父「フフ・・・、だと嬉しいがね・・・。気が強い所は母さんにそっくりだよ」
母「まぁ、失礼しちゃうわ!」
父「でも・・・、私はいつかは帰ってくると信じているよ・・・」
母「私もよ・・・。遺体を見るまで生きていると信じるわ・・・」
あおいの両親はいつまでも仲が宜しいようだ・・・。

風紀29:紅蓮と明かされた真実

風紀委員室に美雪が1人の青年を連れてきた。
リョウ「お前は・・・紅蓮!!」
あおい「紅蓮だって!?」
紅蓮「あぁ、久し振りだね・・・。リョウさん」
リョウ「お前・・・、やっぱり来たのか・・・」
紅蓮「えぇ・・・、来ちゃいました」
あおい「・・・」
あおいは紅蓮を見つめてボーっとしていた。
カイ「あおいさん?どうかしましたか・・・」
あおい「いや、何でもない・・・」
カイ「ならいいんですけど・・・」
あおい「えっと、君が紅蓮君だね?あたしは風紀委員長の河原あおい。君の事は生徒会長から聞いているよ」
紅蓮「あぁ、貴方が・・・。お世話になります!!」
あおい「確か、生き別れのお姉さんを探してるんだよね?」
紅蓮「はい!俺、大好きだった生き別れの姉に会いたい一心でここに編入しました!!」
あおい「会いたい一心でって!?」
あおいは紅蓮の妙な発言に疑問を抱いた。
紅蓮「えぇ、そこのリョウさんからこの学校に生き別れの姉がいるから編入してきたら、会わせてやると言われまして・・・」
あおい「な・・・。リョウ!?どういう事!?」
リョウ「ちっ・・・。確かに会わせてはやるさ・・・、だがな・・・それなりの覚悟はしてこいとも言った筈だぜ・・・」
紅蓮「俺は軽い気持ちで来た訳じゃない!どんな結果になろうとも姉に会いたいと思って来た・・・」
リョウ「・・・ちっ・・・。解ったよ・・・最悪のタイミングだぜ・・・」



あおい「リョウ?」
リョウ「あおい、何処かで密談が出来る所はないか?」
あおい「だったら、責任者付きで教材室とか使って大丈夫だと思うよ・・・」
リョウ「責任者か・・・。事情の知らない教師付けなくちゃいけないのか・・・」
あおい「別に、教師じゃなくても生徒で教師並に信頼されている者なら可とも聞くよ」
リョウ「ジンさんか・・・」
あおい「そうだね。生徒会長と風紀委員長・・・。この2人なら許可が下りるよ」
リョウ「生徒会長に風紀委員長か・・・って、おい・・・」
あおい「何か?」
リョウ「つまり、お前でもいいんだよな?あおい」
あおい「まぁ・・・問題ないけど・・・・」
リョウ「じゃぁ、お前も立ち会え・・・。風紀委員内で何かあった時困らないし・・・」
あおい「・・・それもそうだね・・・。いいよ、付き合ってあげる」
リョウ「・・・あとは・・・、あすかにさくら・・・一緒に来てくれ・・・」
さくら「え!?」
あすか「どうして!?」
リョウ「・・・至上最悪の真実ってのを教えてやるよ・・・」
あすか「し、至上最悪!?」

という訳で・・・。
あおい「じゃ、鍵借りて行きますね」
用務員「ワシは帰るが、ちゃんと元に戻しておけよ」
あおい「はい!」
あおいは教材室の鍵を借りてきた。

ガチャ!ガラガラガラ・・・ピシャン!
5人は教材室に入った。
あすか「ケホケホ・・・こりゃ酷い埃だなぁ・・・」
さくら「こういう部屋ってしばらく掃除しないからなぁ・・・」
リョウ「でも、密談にはもってこいの部屋だな・・・」
あすか「時々あんたの趣味が解らないよ・・・」
紅蓮「・・・もういいだろ、話してくれないか?リョウさん」
リョウ「あぁ・・・。あすか、さくら・・・、この日記を読んでみてくれ・・・」
リョウはちょっと痛み腐りかけた日記を出した。
あすか「日記?」
さくら「これに何か書いてあるの?」
リョウ「あぁ・・・、俺も信じたくない最悪な真実がね・・・。まず、ここ読んでみてくれ」
さくら「えっと・・・、『私は2人の子供を産んだ。先に生まれた女の子の方には・・・』・・・腐ってて読めないよ・・・」
リョウ「まぁ、随分な所に長く保存されてたからな・・・」
さくら「『・・・もう1人の男の子には亮という名を付けた・・・』っと・・・ん?お兄ちゃんの名前?」
リョウ「あぁ、これは俺達の母親の日記だ・・・。実は、俺達は3人でな2人だったんだ・・・」
さくら「えぇっ!?」
あすか「ふ・・・2人っ!?」
紅蓮「・・・・」
2人はあまりの事に驚いた。
リョウ「そして、驚くのはまだ早い・・・。今度はこっちの日記を見て欲しい」
リョウはまた別の日記を出した。
さくら「またえらく腐った日記だね・・・」
リョウ「まぁ・・・、また重要な所が腐ってて見ずらいんだけど、このページのここを読んでみてくれ」
リョウはあるページの文章を指した。
さくら「えっと・・・『・・・に育ってしまった娘の為に、夫の友人の娘を1人死んだ事にして自分の娘の姉妹にした・・・』・・・えぇ!?」
リョウ「あぁ、そういう事だ。もう1人は血の繋がりが一切ない親父の友人の娘だったんだ・・・」
さくら「でも、これだけじゃ・・・どっちの事を言ってるか解らないよ・・・?」
あすか「確かに、リョウ以外の名前は出てないからなぁ・・・」
リョウ「でも、もう1つ言える事があるんだ・・・」
あすか「え?」
リョウ「その親父の友人の娘にもう1人子供がいたって事さ。それがこの紅蓮だ・・・・」
さくら「そうか・・・、それで君はお兄ちゃんにこの事を教えて自分の姉を探そうと・・・」
紅蓮「まぁ、そういう事です・・・」
リョウ「俺にはこれだけのヒントで大きな確信が持てた・・・」
あすか「えぇ!?あんた、もう解ったの??」
あすかは驚いた顔でリョウを見た。
リョウ「解った時点で恨んだぜ・・・あのクソ親父の事を・・・」
あすか「・・・え?」
リョウ「他人の子供を勝手に死んだ事にした上、俺達の兄弟にさせたんだ・・・。真相が解った時の精神的ダメージも考えずにな!」
あすか「・・・リョウ・・・」
さくら「一体どっちなの!?どっちが・・・」
紅蓮「そうだよ、リョウさん!このままじゃ拉致があかないよ!」
リョウ「ちっ・・・」
リョウは真実を語るのを拒んだ。
あおい「・・・ちょっといい?」
あおいが前に出た。
リョウ「あおい?」
あおい「立ち会う以上、話は聞かせてもらったよ・・・。リョウが言えない気持ちもだいたい解る・・・」
リョウ「あおい・・・、お前も解ったのか?」
あおい「これだけのヒントで充分だよ・・・。あたしもこの2人とは付き合い長いからね・・・」
あすか「何よ!2人して・・・解ってるなら言ってよ!」
あおい「あすか・・・、さくらちゃん・・・。この真実を知っても、後悔はしない?」
あすか「どういう事?」
あおい「・・・まだ、解らないの?片方は神崎家の人間じゃないって事が事実って事は理解出来るでしょ」
あすか「・・・そうだったね。どういう結果になってもあたしとさくらに血の繋がりがないのが立証済み・・・か」
さくら「・・・あたしは誓うよ!どんな結末になっても・・・姉妹じゃなくても、親友にはなれるでしょ」
あすか「・・・そ、そうよ!親友として付き合い直せば済む!」
あおい「・・・そう・・・、その言葉が聞きたかった・・・」
リョウ「あおい・・・、悪いな・・・立ち会わせた上に面倒まで掛けて・・・」
あおい「あんたの言い出しにくい気持ちは充分解るからね・・・。後はあんたの一言だよ・・・」
リョウ「あ・・・ああ・・」
紅蓮「・・・・」
リョウ「紅蓮の生き別れの姉であり、俺達と血の繋がりのない方・・・それは・・・」
重い空気が走った。
リョウ「・・・さくら・・・、君だ・・・」
さくら「えぇっ!?」
あすか「さ、さくらが!?」
リョウ「この日記のさっきのヒントを見て解ったんだ・・・」
あすか「どういう意味!?」
リョウ「まず、先に産まれた女の子ってなってるだろ・・・。それと、・・・・に育ってしまったという部分をあすかの性格に置き換えてみたんだ・・」
あすか「・・・あたしが・・・不器用で自立出来ないから・・・。子供の頃から器用だったさくらを強引に妹にさせた・・・」
リョウ「・・・そういう事だ・・・」
あすかはあまりの事に失心した。
紅蓮「リョウ・・・さん?」
紅蓮は恐る恐るリョウに話掛けた・・・。
リョウ「紅蓮・・・解ったか・・・。これよりずっと酷い結果を予想して、「それなりの覚悟をしてこい」って言ったんだ・・・」
紅蓮「・・・でも、俺は・・・自分の生き別れの姉さんが見つかっただけで嬉しい・・・」
リョウ「・・・紅蓮・・・」
紅蓮「姉さん・・・やっと会えて嬉しいよ・・・」
紅蓮はさくらに近づいた。
さくら「・・・こ、来ないで・・・!!」
紅蓮「姉さん!?」
さくら「あたしは・・・一体誰の子だったっていうの!?そんな身勝手な行為で他人を姉と慕わせて・・・許せない・・・許せないよ・・・」
あすか「・・・・・・」
あすかはショックで声が出ず、さくらは泣きながら叫んでいた。



さくら「・・・あたし、大嫌い!!お姉ちゃんも紅蓮くんも大嫌いっ!!」
バッ!!
さくらは部屋から出て行った・・・。
紅蓮「姉さん・・・そんな・・・・」
紅蓮も放心してしまった・・・。
リョウ「ち・・・。やっぱり・・・こうなったか・・・」
あおい「リョウっ!」
シュッ!パシッ!
あおいはリョウに鍵を投げ付け、リョウはキャッチした。
リョウ「あおい?」
あおい「あたしはさくらちゃんを追うから、あんたは2人を何とかしたら、戸締りよろしくっ!」
リョウ「・・・解った・・・。今回は借りばかり作ってすまない・・・」
あおい「後でその借りは返して貰うからね!」
あおいはさくらを追った。

リョウ「・・・って、言ってもなぁ・・・。こんな状態でどうしろと・・・」
紅蓮「リョウさん、俺・・・悪い事しちゃったの・・・かな?」
リョウ「・・・紅蓮・・」
紅蓮「だって、どういう結果であれ、姉さんを傷付けた・・・」
リョウ「・・・お前が悪い訳じゃない。真実はいずれ顔を出す・・・仕方ない事なんだ・・・」
紅蓮「リョウさん・・・」
リョウ「それより許せないのは、あのクソ親父だ・・・」
あすか「・・・」
リョウ「あすかが不器用で自立出来るか心配だから友人の子供であるさくらを無理矢理あすかの妹にしたんだ・・・」
紅蓮「俺も同じ時に師匠に姉さんから引き離された上、山の中で6年も狩りと野宿で1人生活させられたんだしね・・・」
リョウ「親バカも過ぎると悲劇を呼ぶという奴か・・・」
紅蓮「姉さん・・・大丈夫かな・・・」
リョウ「あおいが付いてるから大丈夫だと思うよ・・・。・・・問題はこっちの方だ・・・」
紅蓮「神崎あすかさん?」
リョウ「俺はさくらの事よりあすかの方が心配だったんだ・・・」
紅蓮「どういう事です?」
リョウ「お前も知ってるだろ?親父が既に死んでる事は・・・」
紅蓮「えぇ・・・」
リョウ「・・・あすかには背負い切れないくらい重い筈だ・・・。親父があすかの為にさくらにした罪深い責任がな・・・」
紅蓮「・・・そういう事か・・・」
リョウ「でも、背負わざる得ない・・・か・・・」
あすか「・・・」
あすかは一言も話さない。
紅蓮「あすかさん、口利きませんね・・・」
リョウ「当然だ、俺が同じ身だったら・・・。多分、あすかと同じ事になっていたさ・・・」
紅蓮「そういえば、リョウさんは平気なんですか?こんな事になったのに・・・」
リョウ「平気と言ったら嘘になるがな・・・。あすかに比べたら比にならないだろ・・・」
紅蓮「・・・でも、彼女をこのままにする訳には・・・」
リョウ「・・・それも、そうなんだよなぁ・・・。学校もそんなに長く空けておいてはくれないし・・・」
紅蓮「・・・あすかさん、帰りますよ〜」
あすか「・・・」
あすかは黙ったままだった。
リョウ「・・・あすか・・・立てるか?」
あすか「・・・リョウ・・・・」
あすかは口を開いた。
あすか「・・・あたし、さくらに何て詫びたらいいのかな・・・?」
リョウ「・・・」
あすか「・・・結果としたはあたしの所為ではあるんだから、ケジメは付けないと・・・・」
リョウ「・・・でも、お前には責任が重過ぎないか?」
あすか「・・・でも・・・」
リョウ「・・・いいよ。俺も付き合ってやるさ・・・」
あすか「・・・リョウ?」
リョウ「親父の分までは出来る自信はないけどさ。俺達は血の繋がった姉弟じゃないか・・・。一緒に背負ってやるよ・・・」
あすか「・・・リョウ・・・有難う・・・」
あすかはリョウに抱き付き大泣きをした。
リョウ「それじゃ、出るぞ。いい加減戸締りして出て行かないと、用務員のおっさんに怒られる」
あすか「・・・うん・・」
ガラガラガラ・・・ピシャン!ガチャ!
リョウとあすかと紅蓮は教材室から出て鍵を閉めた。

その頃・・・。
さくら「・・・あたしって、一体誰の子だったんだろうなぁ・・・」
さくらは屋上で寂しそうに夕焼けを眺めていた。
あおい「・・・さくらちゃんここにいたんだね・・・」
さくら「あおいちゃん・・・」
あおいはさくらの元に辿り付き隣に行った。
さくら「あたし、酷い事言っちゃった・・・。もう、お姉ちゃん・・・じゃなかった、あすかちゃんには顔を見せられないよ・・・」
あおい「・・・まぁ、あいつもかなりの責任を背負わされてるからねぇ・・・」
さくら「どうしよう・・・、このままじゃ・・・友達にもなれそうにないよ・・・」
あおい「・・・そんな事はないんじゃないのかな?」
さくら「でも、お姉ちゃんは傷付いて・・・」
ポン。
あおいはさくらの肩に優しく手を置いた。
あおい「大丈夫・・・。さくらちゃんの言葉で傷付いた訳じゃないと思うよ・・・」
さくら「何で!?何でそんな事言い切れるの!?」
あおい「・・・あたしも・・・、あすかとは付き合い長いから・・・かな・・・」
さくら「あおいちゃん・・・」
あおい「あいつ、ホント不器用でどうしようもないでしょ。だから、結構僻まれ口叩かれまくられてるからさ・・・」
さくら「でも、結構傷付けたと・・・」
あおい「さくらちゃん・・・。あすかは父親がさくらちゃんにした事に対する責任でどう謝っていいのか困ってるだけだと思うよ・・・」
さくら「・・・確かに・・・、あたしは許せない・・・。でも、あすかちゃんは悪くない・・・」
あおい「でも、父親は既に他界・・・。この件の責任は全てあすかが背負わなくちゃいけない・・・」
さくら「・・・じゃ、じゃぁ・・・あたしは・・・」
あおい「そうだね・・・。とりあえず、あすかは許してあげなよ・・・。父親がやった事であってあすかが悪い訳じゃないんだしさ・・・」
さくら「あおいちゃん・・・」
あおい「そしたら、一緒に君と紅蓮くんの両親の行方と正しい苗字を探そうよ。あたしも付き合うからさ・・・」
さくら「・・・あおいちゃん・・・。色々と迷惑掛けちゃったね・・・」
あおい「気にしないでよ。あたし達は親友でしょ・・・」
さくら「・・・あおいちゃん・・・」
あおい「・・・寝床はウチの空き部屋とかあるからさ・・・。あすかとのいざこざが済むまでウチに来なよ・・・」
さくら「・・・うん・・・。有難う・・・」
あおいはさくらを連れてその場を離れた。

そんなこんなで風紀委員室では・・・。
カイ「・・・」
ゴリ「いいんでごわすか?解散させなくて・・・」
カイ「・・・帰りたければ、帰っていいですよ」
誠也「帰りたいけど、結果が気になる・・・」
葉月「せや!ウチはどうしても気がかりなんや、リョウはんが自分の姉妹を呼んだからには・・・」
誠也「でも、あの2人を選んだって事は姉妹じゃないって事だよね?」
葉月「あぁ!せやなぁ〜・・・。じゃぁ・・・凄い荒れ模様になるで・・・」
誠也「神崎先輩も思いつめていた様子だったしねぇ・・」
まなみ「でもさ、大丈夫じゃない?」
葉月「何でや!?今まで姉妹として一緒に暮らしていた奴が、実は赤の他人でした〜なんて言われたら・・・」
まなみ「まぁ、それは傷付くかもしれないけどさぁ〜」
美雪「河原先輩が立ち会っているんですから、上手く行くと私は信じますよ・・・」
まなみ「そうそう、あたしもそれが言いたかったんだよねぇ〜」
あおい「そう言われると照れちゃうんだけどなぁ・・・美雪ちゃん・・・」
あおいとさくらがドアの前で立っていた。
カイ「あおいさん!さくらちゃん!どうでした・・・?」
あおい「まぁ、とりあえず・・・。こっちの方は問題なかったかな・・・」
カイ「よかったぁ・・・」
葉月「あおい姉ちゃんとさくら先輩が一緒って事は紅蓮って奴の姉ってあすかはんやったん?」
さくら「フフ・・・、実は逆なんだよね・・・」
カイ「えぇぇぇっ!?」
さくら「あたしが紅蓮くんの生き別れのお姉さんだったの・・・」
カイ「そう・・・だったんですか・・・」
さくら「でも、あたしは大丈夫・・・。あおいちゃんも魁斗くんも付いてくれているから・・・」
カイ「さくらちゃん・・・」
あおい「そういう訳だから、とりあえずしばらくはあたしの家に置く事になったから、宜しくね2人共!」
葉月「また狭くなるんか・・・」
あおい「あ〜、その点は心配ないよ。空き部屋が2つ空いてるからさ・・・。1つ貸そうと思うんだ・・・」
葉月「だったら、ウチも一緒にその空き部屋行きたいなぁ・・・」
あおい「別にいいじゃん・・・・」
葉月「よかあらへんわ!あないな男臭い中居たらいつ妊娠しちゃうか・・・」
あおい「空気で妊娠はしないからねぇ・・・」
さくら「いいよ」
あおい「さくらちゃん・・・?」
さくら「これからはよろしくね、葉月ちゃん!」
さくらは天使の微笑みで笑った。
葉月「あぁ〜、さくら先輩は女神やぁ〜」
あおい「じゃぁ、あたしは?」
葉月「悪魔やなぁ〜」
あおい「酷いなぁ・・・、そんなに悪人面してる?」
リョウ「悪人面というより、悪魔の心を持ってる偽りの笑顔の持ち主って言った方が正しいんじゃないかな?」
あおい「何ぃぉ〜!?・・・・リョウ!?」
リョウがあすかと紅蓮を連れて現れた。
あおい「そっちも何とか収まったんだ・・・」
リョウ「・・・何とか、自信はないけどな・・・」
あすかは前に出た。
あすか「・・・・さくら・・・」
さくら「・・・・あすかちゃん・・・」
あすかは土下座をした。
あすか「ごめん!あたしが不器用な為にお父さんが余計な気使った所為で、あんたを傷付ける結果になって・・・」
さくら「・・・あすかちゃん・・・。もう、いいよ・・・」
さくらはあすかを抱いた。
あすか「さくら!?」
さくら「もう済んだ事はどうだっていいの・・・。あたし達は血の繋がりはないけど、5年半も一緒に暮らしてた仲でしょ・・・」
あすか「許してくれるの!?」
2人に笑顔が戻った。
さくら「当然だよ・・・。・・・あたしの方こそ、酷い事言ってごめんね・・・」
あすか「い、いいのよ!慣れてるから・・・。でも、あたしはこれだけじゃ納得出来ないなぁ・・・」
さくら「じゃぁ、あたしと紅蓮くんの両親の消息を探すの手伝ってくれる?」
あすか「・・・え?」
さくら「それで文句はないよね?」
あすか「・・・いいよ。最後まで付き合ってあげる・・・。あたしとあんたの仲だからね・・・」
さくら「有難う・・・。やっぱり、あすかちゃんは何だかんだであたしの事を想ってくれるんだね・・・」
こうして、事件は解決した様に思えた・・・。

下校途中にて、
リョウ「そういえば、紅蓮」
紅蓮「何か?」
リョウ「お前、何処で暮らす気だ?」
紅蓮「え?リョウさんの家にお世話になろうかなぁ・・・って思って・・・」
リョウ「おい・・・。言わなかったか?俺は居候の身だって・・・」
紅蓮「じゃぁ、その家に置いて貰えるって事は?」
リョウ「それは俺じゃなくて、あおいに頼め・・・」
あおい「ん?何?」
紅蓮「あのぅ・・・、あおいさん・・・。凄く図々しいと思うんでけど・・・」
あおい「ん?」
紅蓮「俺を置いてくれませんか?」
あおい「・・・いいよ」
リョウ「おい!即答かよ」
あおい「だって、やっと会えたお姉さんと一緒に暮らしたいでしょ?」
リョウ「そっか、さくらも預かるんだったっけな・・・」
あおい「そんな事よか、あたしはあの空き部屋の許可取るのが怖いよ・・・」
リョウ「そうなのか?」
あおい「あの部屋はあたしと父さんの宝みたいなもんだからさ・・・。父さんなんていうか・・・」
リョウ「俺も一緒に頭下げようか?」
あおい「いいよ。あたし1人で・・・。2人を連れて父さんの元へ話し付けるって・・・」
リョウ「まぁ、上手く行くといいな・・・」
あおい「可能性は薄いけどね・・・」
紅蓮「大丈夫なんスか?」
あおい「大丈夫!あたしが何とかして姉弟が安心して暮らせる様にしてあげるから!」
紅蓮「有難う御座いますっ!!」

こうして、河原家に帰った。
あおい「ただいま〜」
母「おかえりなさい・・・。あら、さくらちゃん!・・・・と、もう1人は友達?」
あおい「母さん・・・。父さんいる?」
母「いるわよ・・・。居間でテレビ見てるわ」
あおい「ちょうどよかった・・・。話があるんだけど、いいかな?」
母「えぇ・・・」
あおい「さくらちゃん、紅蓮くん・・・上がって・・・」
母「・・・ん?」
あおい「何?」
母「いえ、なんでも・・・」

5人は居間に集まった。
あおい「そういう事なんだけど・・・、2人を一緒に居候させちゃ駄目かな・・・」
父「私は構わんが、君達両親の許可はあるのかい?」
紅蓮「実は・・・」
さくら「あたし達の両親は行方が解らないんです・・・」
紅蓮「だから、見つかるまでお世話になりたいと・・・」
父「そうか・・・。解った・・・。私も全面的に協力させて貰うよ・・・。えっと、名前は・・・」
さくら「さくら・・・に」
紅蓮「弟の紅蓮です」
父「さくらちゃんに紅蓮くんか・・・・・。ん?」
あおい「父さん?」
父「何処かで聞いた組み合わせの名だな・・・」
あおい「えっ!?父さん、まさか・・・。この2人の両親知ってるの!?」
母「あなた、まさか・・・」
父「母さん、ちょっと昔のアルバムとかないかな?」
母「ちょっと取ってくるわ!」
あおいの母はアルバムを取りに行った。
あおい「何かあったの?」
父「いや、昔に聞いた事がある名だと思ってな・・・。私達は2人の両親を知っているかもしれないのだよ・・・」
あおい「えぇっ!?」
紅蓮「いきなり大正解な人に巡り会えた!!」
さくら「うん!あおいちゃんに付いてきてよかったよ・・・」
母「・・・・あ、あなた・・・」
父「・・・どうした!?」
母「この子達の両親が解ったわ・・・」
あおい「何だって!?・・・一体誰なの!?」
母「私達よ」
あおい「な・・・」
さくら「へっ!?」
紅蓮「はい!?」
母「間違いないわ・・・。さくらに紅蓮・・・。確かに父さんが付けた子供の名前よ」
父「・・・やはり・・・」
さくら「どういう事ですか!?あおいちゃんは1人っ子だって聞いてたのに・・・」
あおい「ごめんね、黙ってて・・・。あたしには2人の妹と弟がいたんだ・・・」
さくら「えっ!?」
あおい「でも、その子達は12年前に死んでる事になっててね・・・」
父「・・・やはり、生きていたのか・・・」
母「・・・厳五郎さんからは死んだと聞かされていたのに・・・」
さくら「げ、厳五郎!?」
父「どうしたんだい?」
さくら「あたしがずっと父親だと思っていた。親友の父親です・・・」
紅蓮「神崎厳五郎・・・。やはり、あの男の仕業で・・・」
父「神崎・・・はて、何処かで聞いた様な・・・」
リョウ「何処かでじゃないですよ・・・おじさん」
父「あぁ、リョウくんじゃないか・・・」
リョウ「神崎厳五郎は俺の親父です・・・」
父「何だと!?」
リョウ「まさか、この2人が河原家の子供だったなんて・・・。おじさんになんて謝ったらいいか・・・」
父「君が謝ってもどうにもならんだろう・・・」
母「謝るならあの厳さんに・・・・」
リョウ「親父なら3年前に弟子に殺害されました・・・。今は既に他界してます」
母「何ですって!?」
リョウ「この事について、俺の姉が全ての責任を背負い込まされてしまいました・・・」
母「そう・・・だったの・・・」
リョウ「俺に、親父と姉の代わりに謝らせて下さい・・・」
リョウは土下座をしようとした。
父「リョウくん・・・。もういいんだよ・・・」
リョウ「え?」
父「私はね、さくらと紅蓮が戻ってこれただけで充分幸せなんだよ・・・。今更、厳さんの事で君達に罪を背負わせたりはしたくないのさ・・・」
リョウ「おじさん・・・」
あおい「そうだよ、リョウ!あたしは嬉しいんだから・・・、今まで父さんと2人の妹と弟の代わりに年下に依存していた自分に別れられるんだから・・・」
リョウ「あおい・・・」
父「そうだなぁ、じゃぁ・・・。ふつつかな娘ですが、あおいをよろしく・・・」
あおい「と、と、父さん!?」
リョウ「お、お、おじさん!?」
あおいとリョウは顔を真っ赤にして焦った。
父「まぁ、冗談だ・・・」
あおい「はふぅ〜・・・」
リョウ「・・・あおい、顔赤いぜ・・・」
あおい「あんたに言われとうないわ!」
父「まぁまぁ・・・。リョウくん・・・、さくらと紅蓮・・・。2人とも仲良くしてやってはくれないだろうか?」
リョウ「おじさん・・・。・・・えぇ!解りました!2人には借りがありますからね・・・。喜んで引き受けましょう!!」
さくら「・・・・という訳だから宜しくね。お姉ちゃん!」
紅蓮「俺、さくら姉さんしか眼中になかったけど、もう1人の姉さんの存在を忘れかけててごめん・・・。でも、貴方とは上手くやれそうだ・・・」
あおい「さくらちゃん・・・紅蓮くん・・・」
さくら「おっと!お姉ちゃん!敬称は要らないでしょ!姉妹弟なんだから!」
あおい「そうだね・・・。あはは・・・・」
3人は抱き合った。



母「よぅ〜しっ!今日は腕によりをかけて美味しい料理作っちゃうぞ〜!!」
紅蓮「おぉっ!!」
リョウ「あの、おばさん・・・」
母「何?リョウくん」
リョウ「・・・今日は折角家族が12年振りに揃った記念の日ですから、家族5人で家族団欒を堪能してはいかがです?」
母「貴方達はどうするの?」
リョウ「俺達は外で適当にやってきますよ。それに、どうしても食事に誘いたい奴もいますしね・・・」
母「そう・・・、まぁ・・・遅くならない様にね・・・」
リョウ「はい・・・」
さくら「・・・誘いたい奴って・・・あすかちゃんでしょ?」
リョウ「他に誰がいるんだよ・・・」
さくら「ホント、お人好しなんだね・・・」
リョウ「まぁ、あおいには負けるけどな・・・」
あおい「呼んだ?」
あおいは返事した。
リョウ「呼んでないよ。・・・んじゃ、行ってくるわ」
リョウは他の居候連中を連れて外に出た。
さくら「リョウくんって、結局どうしようもないくらい人がいいよね・・・」
あおい「気使ってるだけだよ・・・。実際、リョウだって傷付いてはいるんだからね・・・」
母「じゃぁ、こっちは遠慮なく家族で団欒を楽しみましょう」
紅蓮「おぉぉぉっ!!」
河原一家は楽しそうに団欒を過ごしていた。

その頃・・・。
葉月「リョウはん、何処に行く気やの?」
ゴリ「まぁ、気を使う気は解るでごわすが・・・」
葉月「ウチらまで外行かなくちゃならんのかいな?」
リョウ「まぁ、気を使ってやらないといけない時もあるだろ、居候させて貰ってる身なんだしな・・・」
葉月「でも、何処に行くん?この辺住宅街で店なんてあらへんで」
リョウ「あぁ、ちょっと連れて行きたい奴がいるんだよ」
葉月「うむぅ・・・」

その頃、あすかは・・・。
あすか「はぁ〜、1人でメシか・・・。カップメン残ってたかなぁ・・」
あすかは戸棚を開けた。
あすか「げっ!何もない・・・。はぁ・・・買ってこないと・・・」
ピンポ〜ン!
あすか「は〜い・・・」
ガチャ!
あすかは部屋のドアを開けた。
リョウ「よぅ」
あすか「リョウ!どうしたの?」
リョウ「メシ食い行かないか?」
あすか「え?」
リョウ「俺と、居候軍団でちょっとな」
あすか「あれ?さくらと紅蓮がいないじゃない・・・」
リョウ「事情は後でゆっくり話すよ。まぁ、行こうぜ腹減っただろ・・・」
あすか「あぁ・・・そうね・・・。行こうっか!」

リョウはあすかを連れてきた。
葉月「で?何でよりに寄ってあすかはんやねん?」
リョウ「・・・こいつだって色々とあったんだ・・・。誘ってもいいじゃないか・・」
葉月「まぁ・・・えぇけど・・・」
豪醐「それで?何処に行く気なんだ?リョウ・・・」
リョウ「まぁ、あそこが無難だろうな・・・」
あすか「ん?」

ハヤト「・・・それで?」
リョウ「ん?」
ハヤト「何で俺のバイト先に集ってくるんだよ?」
みんなでハヤトの出してるおでん屋台で食事をしていた。
あすか「ははは、悪いねぇ・・・ハヤト」
ハヤト「・・・べ、別にいいけどよ・・・」
葉月「ハ・ヤ・トはぁ〜ん、オゴってぇ〜ん!」
葉月は猫の撫で声でハヤトに近寄った。
ハヤト「え!?オゴる訳にはだなぁ・・・」
葉月「また抱かせてあげるからぁ〜ん!」
ハヤト「おい、誤解招く事いうな!」
あすか「・・・したの?」
ハヤト「してねぇ!また1度も!」
あすか「顔赤いよ?」
ハヤト「だから、誤解だぁ!!」
あすか「ハヤトって、ロリコン趣味?」
ハヤト「全然、信じてねぇじゃねぇか!!」
リョウ「ハ・ヤ・トォ〜ん!全員分お・ご・って?」
リョウは猫の撫で声で近寄った。
ハヤト「ざけんな!それと気持ち悪いから寄るな!」
リョウ「ちぇっ!」
豪醐「ハヤト〜、酒貰うぞ」
ハヤト「お前は未成年だろ!!」
あすか「そういえば、リョウ・・・。さくらと紅蓮の親が見つかったって本当なの?」
あすかはリョウに近寄った。
リョウ「あぁ・・・。予想よりかなり早かったけどな」
あすか「んで、誰だったの?」
リョウ「河原さんだ・・・」
あすか「河原・・・何処かで聞いた苗字ね・・・」
リョウ「おいおい、あおいの苗字だろ・・・。しっかりしろよ」
あすか「あおいの・・・って、ちょっとそれどういう意味!?」
リョウ「ごく少数の人間しか知らなかった情報だよ・・・。あおいに行方不明の妹と弟がいたなんてさ・・・」
あすか「それが、さくらと紅蓮だったんだ・・・」
リョウ「あぁ・・・。しかも、さくらに限っては誕生日まで細工されていたらしいぜ・・・」
あすか「え!?」
リョウ「実はさ・・・。さくらの誕生日は10月30日じゃねぇのよ」
あすか「えぇ!?」
リョウ「本当は4月2日。あおいの双子の妹だったんだとさ・・・」
あすか「あたしより数ヶ月年上だったの!?」
あすかは顔を赤くした。
リョウ「まったく、あのクソ親父には迷惑掛けさせられたな・・・」
あすか「まったくだね・・・」
リョウ「まぁ、これでさくらに関しては問題なくなったから良かったさ・・・」
あすか「うん、本当によかった・・・」
リョウ「あとは、お前だけだな・・・」
あすか「・・・あたしはもう大丈夫だよ。あんたのお節介のお陰で元気になった・・・」
リョウ「そうか・・・・」
あすか「よ〜しっ!!」
あすかは立ち上がった。
あすか「今日は存分に飲むぞ〜!!」
ハヤト「だから、未成年は飲むんじゃねぇ!!」



こうして、あすかも元気になり、神崎家を巡る問題は解決したのだった。

深夜・・・。あおいは部屋のベランダで星を眺めていた。
あおい「ふぅ・・・・。ん?リョウ、そんな所にいないでこっち来なよ」
リョウは部屋の前であおいをずっと見ていた。
リョウ「バレてたのかよ・・・」
リョウはベランダに行った。
リョウ「・・・あおい・・・。今日は色々とすまなかったな・・・」
あおい「・・・リョウは悪くないよ・・・」
リョウ「解ってるんだけどさ・・・、本人が死んでちゃ恨み様がねぇってもんだよな・・・」
あおい「まったくだねぇ・・・」
リョウ「でも、よかったな・・・。妹も弟も生きててよ・・・」
あおい「うん・・・。あたしはあまりの事でまだ胸がドクンドクン言ってるよ・・・」
リョウ「まぁ、俺も真実を知ったばかりの時はそんなもんだったよ・・・」
あおい「そっか、あんたはこうなる数日前に知ってたんだよね・・・」
リョウ「あぁ・・・。まぁ、河原家の人間とは流石に想像出来なかったけどな・・・」
あおい「あたしもだよ・・・」
リョウ「でも、いい両親持ったな・・・。はっきり言って、両親が優しい人だったから助かったって気分だよ・・・」
あおい「あはは・・・、お人好しなだけだよ・・・」
リョウ「お前もな・・・」
あおい「はは・・・」
ブルッ!
あおいは北風で震えた。
あおい「ちょっと、寒くなってきたね・・・」
リョウ「そうだな、風邪ひかないウチに中に入ろうぜ」
あおいとリョウは部屋に入った。
あおい「あたし、コーヒー入れるね」
リョウ「あぁ、悪いな・・・」
あおい「また、麻酔薬で眠らされたくはないからね・・・」
リョウ「ははは・・・、悪かったな・・・」
あおい「根に持ってるんだからね!」
リョウ「怒るなよ、悪気はなかったんだから・・・」
あおい「それに、あたしがいればあんな大事には・・・」
あおいはボソっと何か言った。
リョウ「何か言ったか?」
あおい「何でもないよ」
リョウ「まぁいっか・・・。あ、そうだ。茶菓子になるかは解らないけど、八つ橋あるぜ」
あおい「お?気が利くじゃん!」
リョウ「はづ坊のお薦めの店のだから、結構イケるぜ」
あおい「じゃぁ、コーヒーは苦めにしておくね」
リョウ「おう!」
あおい「そういや、こうして2人でコーヒー飲むの2週間振りだね・・・・」
リョウ「・・・あぁ・・、もうそんなになるんだな・・・」
あおい「まぁ、2人とも別々に旅しちゃってたしね・・・」
リョウ「だったら、2人だけでおかえりの乾杯でもしようぜ・・・」
あおい「いいねぇ!やろっか!」
2人はカップを手に持った。
リョウ「え〜、それでは・・・。河原あおいと神崎亮が無事に帰還した事を祝って・・・」
あおい「乾杯・・・」



コン!
こうして、かかえていた大きな問題が全て解決し、平和な日常に戻ったのだった・・・。