ゴードンとの闘いで完成間近で破壊されてしまった、出目金ランド・・・。
しかし、ジンの資金で何とかあれから1ヶ月で完成させる事に成功させたのだった。
出目金「やっと念願の出目金ランドが出来た・・・。これほど嬉しい事はないよ!」
中村「そういえば、玲子が夜の遊園地のデートスポットプランを立てたとか聞いたけど・・・?」
玲子「フフフ、それは開園後の夜になってのお楽しみよ!」
中村「そうか・・・。俺も今度女誘って見てみたいもんだなぁ・・・」
玲子「あんたじゃ一生無理ね」
中村「何!?」
玲子「私は会長様と2人でデートを・・・」
中村「そっちのが無理なんじゃねぇのか?」
玲子「な、なんですって!?」
中村と玲子が喧嘩を始めた。
出目金「よしてくれよ!3人の夢の遊園地だろ!喧嘩すんなよ!」
中村「う・・・」
玲子「そうね、やってみないと結果は解らないわ」
中村「それもそうだな。おい、出目金!割引券をバラ撒きに行こうぜ」
出目金「おう!」
2人は去った。
玲子「あぁ〜、会長様ぁ〜ん!私とのデート楽しみにしてて下さいね〜!」
風紀31:生徒会恋物語
風紀委員室・・・。中村が風紀委員に割引券を配りに来た。
あおい「出目金ランド?」
ゴリ「あぁ、あの時の遊園地でごわすな!」
葉月「確か、ゴードンはんとゴリがやりあって・・・・・・・・・・・。・・・破壊した遊園地やな・・・」
中村「ったく、あとちょっとで完成だったんだけどな」
あすか「元はと言えばあんたらがあそこにあたしとハヤトを呼んだんでしょうが!」
中村「別にあんたとあいつには恨みはねぇけどよ」
あすか「へ?」
中村「やっぱ、どう見ても許せねぇのは、あのデカブツだよなぁ」
ゴリ「ゴードンはそんなに悪い奴ではないでごわすよ!」
葉月「そもそも、そんな奴の存在を隠していたあの小娘に問題ありやなぁ・・・」
あおい「葉月ちゃん・・・」
あおいが割り込んだ。
葉月「ん?」
あおい「凛ちゃん、君より年上なんだけど・・・」
葉月「な、何やて!?あんなちっこいのに!?」
中村「こっちのお譲ちゃんもあまり変わらないと思うけど・・・」
ギヌロ!
葉月は中村を睨んだ。
葉月「何か言ったかいな!?」
中村「な、何でもありません!!」
あおい「まぁ、その完成した遊園地の割引券をバラ撒きに来た・・・と・・・」
中村「まぁ、そういう事なんだよなぁ・・・。風紀委員長さんよぅ・・・」
あおい「ん?」
中村「この遊園地って、夜のデートスポットにしようと玲子が企んでるんだが、見てみたいと思わないか?」
あおい「ハァ〜・・・」
あおいはため息を付いた。
あおい「あたしって、どうして誤解されやすいんだろ・・・」
中村「何がだ?」
あおい「ここ最近余計にリョウとの関係を疑われてる様な気がするんだよね〜」
誠也「だって、風紀委員会の中でこれ以上にないってくらいに相性がいい組み合わせだし・・・」
あおい「誠也?」
誠也「ん?」
グギギギギギギギギギギ・・・・
誠也「ギブギブギブギブーッ!!」
あおいは誠也にコブラツイストを仕掛けた。
あすか「でも、それ以上にいいカップルならいるよ」
中村「え?」
あすか「さくらとメガネだよ!あの2人付き合い長いし両想いだし!」
さくら「やだぁ〜、あすかちゃんったらぁ〜!あたし達は今でもラブラブだけど〜」
さくらは嫌味ったらしく言った。
あすか「な〜んか、ムカツク言い方だねぇ・・・」
中村「いや、あのね・・・。そうでなくて・・・・」
あすか「ん?」
中村「誰か俺とデートしてくれないかなぁ・・・っと・・・」
あすか「あたし、男に興味ないからパス」
中村「え?」
葉月「ウチ、彼氏いるし〜」
さくら「勿論、あたしもね」
中村「え?え?」
美雪「私もちょっとお控えしたいと・・・」
まなみ「よく解んな〜い!」
中村「え?え?え?」
あおい「・・・だそうだね、残念でした〜」
中村「え?え?え?え?」
誠也「それに僕、男だし〜」
ゴリ「おいどんも〜」
中村「お前らは誘ってないから!」
紅蓮「ところで、中村隊長!質問なんだけど・・・」
中村「何だ、赤いの?」
紅蓮「遊園地って何?」(←山奥で狩り生活ばかりしていたので知らない)
し〜ん・・・・
中村「お前なぁ・・・・」
美雪「今度、一緒に行きましょうか、紅蓮くん!」
紅蓮「お?本当に?いいのかい?」
美雪「えぇ、中村先輩に割引券貰って一緒に行きましょ」
紅蓮「おぉ、中村隊長が割引券くれるんだ!ツイてるなぁ・・・」
紅蓮、何かピントがズレているのに気付かない・・・。
さくら「ねぇねぇ、中村くん!2枚頂戴!あたしと魁斗くんでデートしたいから〜!」
葉月「ウチも〜、ハヤト兄ちゃんとデートしたいわ〜」
誠也「僕ももらっていいですか?」
まなみ「あたしも〜!!」
中村「え?」
中村は手持ちの割引券をほとんど持っていかれてしまった・・・。
ガラガラガラ・・・ピシャン。
中村は風紀委員室を出た。
出目金「お?旦那!どうだったい?」
中村「うぅ・・・。カップルに持っていかれた・・・」
出目金「よし!でかした!!」
中村「でかしてねぇ!!」
中村は叫んだ。
出目金「どうしたのだ?」
中村「俺と一緒に来てくれる女がいねぇんだよ!!畜生!」
出目金「まぁまぁ、女子なんてまだまだ何人もいるじゃんか!」
中村「まぁ、そうだけどよ・・・。結局誰も誘えなかったら、玲子の奴に何言われるか・・・」
玲子(中村の妄想)『あっら〜、な・か・む・ら!結局駄目だったのね!やれやれ、あんたにナンパなんて無理だったんじゃな〜い?』
中村「・・・って言われるに決まってるぜ・・・。あの性格のキツい女王様がぁ・・・」
出目金「ははははは・・・ま、まぁ・・・気長に行こうよな!」
中村「お、おう・・・」
中村と出目金は別の場所へ向かった。
その頃、生徒会室では・・・
玲子「か、会長様!あの・・・・」
ジン「ん?何だ、玲子か・・・。何だね?」
玲子はジンに割引券を差し出した。
玲子「これ、この間完成した出目金ランドの割引券なんですけど、よかったら・・・」
ジン「あぁ!確かお前達の夢が詰まったあの遊園地だったなぁ・・・」
玲子「そ、そうです!」
ジン「確かにお前達のセンスというのも拝んでみたいものだなぁ・・・」
玲子「それで・・・その・・・。夜のイルミネーションを発案したの私なんで、よかったら・・・」
ジン「あぁ、是非見に行かせてもらうよ」
玲子「や、やった・・・」
ジン「さてと・・・」
ジンは割引券を2枚取った。
玲子「え?」
ジン「お〜い、凛!」
凛「はい、会長様」
ジン「玲子が私達に割引券をくれたぞ!」
凛「まぁ、よろしいんですか?玲子さん」
玲子「え、えぇ・・・」
ジン「そうだ、折角2枚貰ったんだ。デートでもしないか?」
玲子「え!?本当ですか!?」
ジン「玲子の発案したイルミネーションも見たいしなぁ・・・」
玲子「会長様・・・」
ジン「凛、今度の日曜は空いてるか?」
玲子「え?」
凛「はい、大丈夫ですよ」
ジン「よし、日曜私がお前をデートに誘ってやろう!」
凛「わ〜い!ありがとう御座います!」
玲子「え?え?」
ジン「まぁ、そういう事になったから、楽しみにしてるぞ玲子!」
凛「わたしも楽しみです!ありがとう、玲子さん!」
玲子「ど、どういたしまして・・・」
玲子は生徒会室を出た。
玲子「ハァ・・・」
玲子は深いため息をついた。
玲子「何でよ、何でなのよ・・・」
玲子は半べそをかいている。
玲子「最近の会長様は何であのガキしか見えてないのよ!ルックスは明らかに勝っている筈なのに・・・」
中村(玲子の妄想)『よぅ、玲子!やっぱり駄目だったじゃねぇか!お前が凛譲ちゃんに勝てるとでも思ってたのか?女王様よぅ』
玲子「キーッ!!中村にあんなセリフ言われて大恥じゃないのよ!!」
リョウ「お〜い?だ、大丈夫か?」
リョウとカイが通りすがった。
玲子「あ、あんたは・・・、・・・名前忘れたけど、あおいさんの彼氏っぽく見られやすい男だったわね?」
リョウ「か、神崎亮だ!」
カイ「やれやれ、何かあったんですか?玲子さん」
玲子「げっ!」
カイ「ん?どうしたんです?」
玲子「い、いえ、何でもありませんわ、魁斗さん。オホホホホホホ・・・」
玲子はこの場を離れた。
リョウ「何なんだ?あの女は?」
カイ「美川玲子、生徒会三銃士の1人ですよ」
リョウ「あ、いや・・・。それは知ってるけど、何があったのかなぁ・・・と」
カイ「流石に僕にもさっぱりですね」
玲子は早歩きであの場を離れ、廊下の隅で息を切らしている。
玲子「危ない危ない・・・。よりにもよって会長様の弟の魁斗さんが出てくるなんて・・・」
その時だった。
出目金「お?玲子だぁ!」
玲子「げっ!」
中村「うっ!」
中村と玲子は互いに後ろを振り向き、去ろうとした。
出目金「ちょっと待つのだ!」
中村「なんだよ?」
出目金「何で後ろを向いちゃうのだ!?」
中村「な、何となくだよ」
玲子「いいでしょ、そんなの!」
出目金「何か後ろめたい事でもあるのかなぁ〜ん?」
中村「ねぇよ!」
玲子「あぁ、そういえば・・・。中村、あんた結局誰か女子を誘えたの?」
中村「うっ!あ、あぁ・・・」
中村は口ごもった。
中村「当然・・・・」
出目金「ダメだったよ」
出目金が割り込んだ。
中村「出目金〜!!」
出目金「確か、全戦全敗だったよなぁ〜」
中村「て、てめぇ・・・。玲子の前では言うなって言った筈だよな?」
出目金「そんな話は初耳だなぁ・・・・」
出目金は惚けた。
中村「(この女の事だ、きっと・・・「あ〜ら、結局ダメだったのね。このカス男が!」なんて言うんだろうなぁ・・・。最悪だ・・・)」
玲子「・・・そうなの・・・」
中村「え?」
玲子「まぁ、たまには都合が悪い子ばかりと当たる事もあるわよ」
中村「れ、玲子・・・さん?」
出目金「ところで、そういう玲子はどうだったんだい?」
中村「お前、本当にいきなりズバッっと言うよな」
玲子「私?」
出目金「確か、会長様を誘うとか・・・」
玲子「フフ・・・」
玲子は軽く微笑んだ。
中村「おいおい、まさか・・・」
玲子「・・・失敗よ」
中村「なんだ、お前もダメだったんじゃねぇか」
玲子「やっぱり、あの人の1番の側近どころか、5番以内にも入れないって所かしら」
中村「凛嬢に、魁斗さんに、風紀委員長さんに、ゴードンに、番長さんか・・・」
玲子「でも、これでよかったのよ・・・。私も諦めがついたわ・・・」
出目金「結局、2人は失敗して開園初日は来ないのかぁ・・・」
玲子「まぁ、そんな不運もあるわよ。仕方ない事だわ」
出目金「来て欲しかったなぁ・・・」
出目金は残念そうに言った。そこに、
中村「ほらよ」
玲子「え?」
中村は玲子に割引券を差し出した。
中村「別に俺は女子なら誰をナンパしても問題はねぇ筈だったよな」
玲子「中村・・・」
中村「俺と一緒に行かないか?玲子」
玲子「フフ・・・」
玲子は軽く微笑んだ。
玲子「しょうがないわね。いいわ、付き合ってあげる」
中村「よし、決まりだな・・・!」
出目金「やったーっ!!流石はリーダーなのだぁ!!」
出目金は大いに喜んだ。
中村「夜のイルミネーション。楽しみにしてるぜ、玲子」
玲子「フ・・・、後悔はさせないわ。中村」
こうして、中村と玲子は次の日曜日の出目金ランド初開園日にデートを決行したのだった。
日曜日、出目金ランド・・・。
出目金「それでは、開園式を始めます!志村ジン生徒会長より、テープカットをお願いします」
ジン「あぁ、任せたまえ」
スパッ!
ジンはハサミでテープを切り、客が次々と入園してきた。
凛「いやぁ、しっかし随分と入ってくるものですねぇ・・・」
出目金「この日の為に散々宣伝したのでありますよ!」
ジン「この遊園地の設計計画にお前が一番熱心だったからなぁ・・・」
出目金「大人も子供もカップルも楽しめる最高の遊園地!吾輩、最高に嬉しいであります!」
玲子「何言ってるのよ。私達だって協力したでしょ」
中村と玲子が現れた。
ジン「おぅ、玲子じゃないか。この間は割引券有難うな」
玲子「いえいえ・・・」
玲子は寂しそうに言った。
中村「ところでよぅ、お前のオススメのアトラクションって何だ?」
出目金「やっぱり、超絶叫ジェットコースター「キングシャークスクリューバスター」だねぇ〜」
中村「おぉ、何かよく解らんが、ちと絶叫って感じだな・・・」
玲子「でも、夜のイルミネーションと花火の演出に勝てるかしら?」
出目金「勝てるよ!!夜のイルミネーションなんて夜遅くまで残ってくれる物好きしか受けないじゃん!」
玲子「でも、あんたが夜まで飽きない様なアトラクションを沢山用意してるんでしょ?」
出目金「まぁ、それもそうか・・・。とりあえず、定番のヤツを過大解釈でオーバーに作ったから、きっとハマってくれる筈さ!」
ジン「それは楽しみだな」
凛「えぇ。是非堪能してみたいものですね。会長様!」
ジン「よし、行ってくるか!凛」
凛「はいっ!」
ジンと凛は中へ入っていった。
中村「じゃぁ、俺達も行くぜ」
玲子「あんたのアトラクションのセンスを拝ませて貰うわよ、出目金」
出目金「おう!任せろぃ!」
中村と玲子も中へ入った。
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