とある地下牢。さくらが紅蓮とは別に貼り付けにされ、監禁されていた。
さくら「・・・どうして、こんな事になったの・・・。・・・!」
その時、さくらの身体に異変が起こった。
さくら「うぐっ!身体が熱い・・・・。・・・うぁぁぁあああああああああっ!!!」
さくらは奇声を上げた。
真之介「な、何事です!?」
さくら「・・・・」
真之介「こ、これは・・・」
真之介はさくらの身に起こった異変に動揺した。
風紀39:暁団・新四天王登場!
【回想】
4年前・・・。
中学校の格技場・・・・。
沢渡「今日から入る進入部員を紹介する!」
豹牙が格技場に入ってきた。
豹牙「今日、転校してこの学校に来ました、焔豹牙です。よろしくお願いします!」
沢渡「早速だが、君の実力が見てみたい。剣道部部長の俺を相手にどれくらいやるか見せてくれ・・・」
豹牙「・・・解りました・・・」
沢渡「ところで、君の段位はいくつかな?」
豹牙「御自分の身体で確かめて見る事です。先輩・・・」
沢渡「ふふふ、それは面白い・・・。それでは防具を付けたまえ。早速始めよう・・・」
2人は防具を付け、位置についた。
沢渡「新條、主審やってくれ」
ハヤト「うっす!」
ハヤトは主審として、立つ。
ハヤト「それではいいですか?」
沢渡の目つきが変わった。
沢渡「・・・・」
ハヤト「始め!!」
沢渡「うぉぉおおおおおおっ!!!」
沢渡は奇声を上げた。
豹牙「・・・・」
豹牙は一瞬、竹刀を逆手持ちに持ち替え、その瞬間!
沢渡「な、何!?」
ハヤト「き、消えた!?」
スパパパーンッ!!
沢渡「ぐぉぉっ!?」
その不気味な打撃音と悲鳴の直後、
豹牙「・・・」
ハヤト「いつの間に背後に!?」
豹牙は背後で仁王立ちをしていた。
豹牙「主審、面、胴、コテ。3箇所に入れたぞ」
ハヤト「え!?」
ハヤトは打撃痕があるのを発見した。
ハヤト「打撃痕が3箇所・・・。それも、面・胴・コテにしっかりと・・・。しかも、防具にヒビ・・・」
沢渡「お、お前・・・一体・・・」
豹牙「あ、そうそう。俺の段位でしたね。俺は剣道18段です」
沢渡「じゅ、18段!?俺より13も上・・・。ど、道理で・・・」
バタリ・・・。
沢渡は気絶した。
ハヤト「防具を付けたままであの疾さ・・・。そして、威力・・・。凄い・・・」
ハヤトは凄く感動していた。
部活が終わり、帰宅途中・・・。
ハヤト「ほ、焔先輩!!」
ハヤトは帰り道、豹牙に声を掛けた。
豹牙「ん?お前は・・・?・・・あぁ、主審の奴か!」
ハヤト「お願いです、焔先輩!俺を弟子にして下さい!」
豹牙「え?」
ハヤト「俺、感動したんです!部長との試合の焔先輩に!!」
豹牙「・・・って言われても・・・。困るぞ・・・、俺は弟子を取る気はないんだが・・・」
ハヤト「そ、そんなぁ・・・」
そこに、
楓「お兄ちゃ〜ん!」
ロングヘアーの小学生が豹牙の所に来た。
豹牙「よぅ、楓。学校は楽しかったか?」
楓「うん!楽しかった!・・・ん?」
豹牙「何だ?」
楓「後ろの人、もしかしてお兄ちゃんのお友達?」
ハヤト「え?」
楓「お兄ちゃん無愛想で、友達作るの下手だから心配してたけど、やれば出来るのね」
豹牙「あ、いや・・・。こいつは友達じゃなくてだな・・・」
ハヤトは楓の前に立ち。
ハヤト「師匠の妹さんですね?初めまして、君のお兄さんの弟子の新條ハヤトです、よろし・・・」
豹牙「おい、弟子にするなんて一言も言ってないぞ」
楓「も、もしかして・・・。お兄ちゃんの舎弟?」
豹牙「いや、だから・・・ただの部活の後輩だ」
ハヤト「つれないなぁ〜、先輩!」
豹牙「(出来るなら、一生つれなくしたい・・・)」
楓「えっと、新條さん!お兄ちゃんをよろしくお願いしますね」
楓はハヤトにお辞儀した。
ハヤト「はっ!仰せのままに!」
豹牙「おい、俺を差し置いて勝手に決めるな」
楓「お兄ちゃん、贅沢だよ。元々友達作りにくい性格なんだから」
豹牙「だからなぁ・・・・。・・・・!・・そうだ・・・」
楓「お兄ちゃん?」
豹牙「おい、新條とか言ったか?」
ハヤト「は、はい!」
豹牙「お前を弟子にしてやってもいいぞ」
ハヤト「ほ、本当ですか!?」
豹牙「但し、ウチの楓に勝てたら・・・の話だがな」
ハヤト「な、先輩正気ですか!?小学生と・・・」
楓「な、何やて!?ウチを舐めたらあかんで!兄ちゃん!」
カチン!
ハヤト「何だと!?このガキ!やるか!?俺は手加減なんてしねぇぞ!」
楓「望む所や!ウチはちゃんと手加減したる!」
ハヤト「んだと!?このガキー!!」
という訳で人気のない公園にやってきた3人。
豹牙「時間無制限、どちらかがノックアウトした時点で決着。それで文句はないな?」
ハヤト「うっす!文句ねぇっす!」
楓「それで充分や!」
ヴォン!
ハヤトは紫電刀を発動させた。
豹牙「!!・・・(あの、刀・・・。まさか・・・)」
楓「そんな刀でウチは倒せないよ!!」
ハヤト「口先はそれくらいにしやがれ!ガキが!!」
豹牙「口喧嘩はそこまでだ!・・・よし、始め!!」
2人は合図と同時にかかっていった。
ハヤト「うぉぉおおおおおっ!!!」
楓「忍法!乱れ手裏剣!!」
シュシュシュシュシュシュ!!
楓は手裏剣を乱れ投げした。
ハヤト「ちっ!流石は先輩の妹さんだ。思った以上にやるぜ・・・。だが!!」
ハヤトは地面に紫電刀を突き刺した。
ハヤト「電刃バリアだ!!」
ハヤトは電刃バリアで手裏剣を全て完全防御した。
楓「甘い!手裏剣は全部囮や!!」
楓は背後に回り込んでいた。
楓「焔忍法!モズ落とし!!」
シュルルルル!ドゴッ!!
楓は背後からハヤトを掴み、モズ落としを決めた。
ハヤト「くっ・・・、流石に効いたぜ。自分より重いやつを持ち上げるとはな・・・」
楓「これも忍法の一種やで!」
ハヤト「あぁ、そうかい!!」
ハヤトは紫電刀を取り、
ハヤト「うぉぉぉおおおっ!!喰らいやがれ!!」
楓「忍法!木の葉隠れ!」
楓はハヤトの紫電雷光破を木の葉隠れでかわした。
豹牙「(なるほど・・・。こいつの弱点、楓の奴もう見抜いていたのか・・・)」
ミシミシミシ・・・
楓はマフラーでハヤトの首を締め出した。
楓「早く降参しな!そうすれば無事で済むよ!!」
ハヤト「うぐぐぐ・・・、な、なめるなよ・・・」
楓「え!?」
ハヤトはポケットのバンダナで楓の首を締め返した。
ミシミシミシ・・・
楓「ぐぐぐっ・・・・」
豹牙「!!イカン!(このままではどちらかが倒れるまで首を締め続ける!!)」
シュシュッ!
豹牙は腰の2本の小刀を抜いた。
シュパシュパシュパ!!
楓「え!?」
ハヤト「な!?」
豹牙はマフラーとバンダナを斬り、2人を開放した。
ドサドサッ!
2人は同時に転倒した。
豹牙「お前ら、殺し合いでもする気か?」
楓「うぅ・・・」
豹牙「この試合は中断だ。引き分けにする」
楓「えぇ!?折角勝ってたのに・・・」
豹牙「それと、新條・・・」
ハヤト「は、はい!」
豹牙「俺に何が教えられるかは解らんが、それでもいいなら弟子にしてやる」
ハヤト「ほ、本当ですか!?」
楓「ど、どういう事よ!?」
豹牙「こいつを俺流で育ててみたくなったって答えじゃ駄目か?」
楓「ま、まぁ・・・お兄ちゃんがいいならいいけど・・・(どういう風の吹き回しやねん?)」
ハヤト「よ、よろしくお願いします!!」
【回想終了】
かんなやのハヤトの部屋。
ハヤト「・・・夢か・・・」
ハヤトは昔の夢を見ていたのだった。
ハヤト「それにしても、河原の奴・・・どうして、あんな事を・・・」
【回想】
前日夜・・・。
あおい「ハヤト、ここにいたんだ・・・」
ハヤト「ん?何だ?」
ハヤトは外のツリーの前で1人で食事をしていた。
あおい「あんた、豹牙を慕ってた後輩とか言ってたよね?」
ハヤト「何だ?先輩を随分馴れ馴れしく呼ぶなぁ・・・」
あおい「いいだろ、そんなの・・・」
ハヤト「それがどうかしたか?」
あおい「・・・ついさっき、紅蓮とさくらが誘拐された・・・」
ハヤト「何!?」
あおい「犯人の1人は豹牙だ・・・」
ハヤト「おい、何かの冗談じゃねぇのか!?」
あおい「冗談じゃないよ・・・。あたしとリョウは目の前の目撃したんだから・・・」
ハヤト「何かの間違いだ!先輩に限ってそんな・・・」
あおい「でも、楓ちゃんの前から姿を消した理由として考えれば・・・」
ハヤト「・・・ちっ・・・。先輩どうして・・・」
ハヤトは力一杯握り拳に力を入れた。
あおい「あんたに忠告しておくけど、豹牙に会っても油断しない事・・・。前の豹牙とは別人と思って・・・」
ハヤト「河原・・・。てめぇ・・・、先輩の何なんだ?さっきから聞いていれば・・・」
あおい「そりゃまぁ・・・。あのバカとは無関係じゃないから・・・。だって、あたしはあいつの・・・・」
あおいはハヤトに自分と豹牙の関係を告白した・・・。
ハヤト「・・・な、なんだよ、それ・・・」
あおい「・・・これは豹牙と楓ちゃんの仲を持つあんたにだけ話した事だけどね・・・」
ハヤト「・・・ちっ、それじゃぁ、楓の立場はどうなるんだ!?何であいつに全てを話さない!?」
あおい「・・・あたしの口からは言えないから・・・。恨むなら、一世代前の四神の関係者を恨む事だよ・・・」
ハヤト「解ったよ、この事は完全に黙秘してやる。それと、先輩・・・いや焔豹牙には気を付けるぜ」
あおい「サンキュー、ハヤト。やっぱ、あんたあすかと同じで話解る相手だね」
ハヤト「・・・俺も俺なりに色々と知りたくなったからな・・・」
あおいはハヤトの前を立ち去った。
【回想終了】
ハヤト「おっと、そろそろ時間か・・・」
ハヤトはおでんの屋台を引きずり、バイトに出掛けた。
そんな頃、暁団の本部では・・・。
さくら「・・・・」
真之介「き、君は・・・、河原さくらなのですか!?」
Bさくら「・・・!」
さくらの目付きが変わり、目の色も輝きを失っていた。
Bさくら「フフ・・・、どう考えようと貴方の自由・・・。あたしはさくら、それだけ・・・」
真之介「そ、そうですか・・・。(しかし、何でしょう?この嫌な空気は・・・)」
Bさくら「九条真之介・・・。志村ジンに恨みを持つもの・・・」
真之介「!!」
Bさくら「いいよ、貴方に素敵な力を与えてあげる・・・」
真之介「な、何を!?」
さくらの身体が黒く輝いた。
Bさくら「おやすみ・・・いい夢を・・・」
ドーン!!
真之介「ぐぁぁあああああああああああっ!!!」
その部屋は一面黒い光に包まれた。
ハヤトのバイトも終わりになる所だった・・・。
ハヤト「ふぅ・・・、流石寒くなると、おでん好む人多いぜ・・・」
豹牙「・・・・」
ハヤトの前に豹牙が立ちはだかった。
ハヤト「お?アンタ、お客さんかい?」
豹牙「新條ハヤト・・・」
ハヤト「え!?俺の名前を・・・?」
豹牙「・・・久し振りになるか・・・」
豹牙はターバンを外した。
ハヤト「あ、あんたは!?焔先輩!?」
豹牙「よぅ・・・。こんな所で話すのもアレだろう、そこの公園に行こうか・・・」
2人はすぐ目の前の公園に入った。
ハヤト「いやぁ、本当に久し振りですよ、先輩。何処で何してたんです?」
豹牙「ちょっと金稼ぎをな・・・。楓を養って暮らすには金がツラい・・・」
ハヤト「たまにま帰ってあげて下さいよ、楓心配してましたし・・・」
豹牙「時が立てばな・・・」
ハヤト「(何だ、別にいつもの先輩じゃないか・・・。河原の奴脅かしやがって・・・)」
豹牙「時にハヤト・・・。神崎あすかとは上手く行ってるか?」
ハヤト「!!」
ハヤトの目付きが変わった。
ハヤト「何であんたが、あすかの事を・・・」
豹牙「なぁに、ウチの地下牢にいるあの女が寂しがっていたものでな・・・」
ハヤト「先輩、あんたやっぱり・・・」
豹牙「ハヤト・・・大人しく着いてきてもらおうか・・・」
ハヤト「!!焔豹牙ぁぁあああああっ!!貴様ぁああああっ!!」
ハヤトは豹牙に斬りかかった。
ガキーン!
ハヤト「!!」
豹牙はハヤトの紫電刀を左の腰に付けてある、白い刃の短刀で防御した。
ハヤト「ぐっ!(う、動かない・・・)」
豹牙「どうした?その程度か・・・」
ハヤト「舐めるなよ・・・!!」
ハヤトは刀を押さえつけながら回し蹴りを決めようとしたその時。
豹牙「・・・・」
ビシッ!
ハヤト「うおっ!?」
ドサ
ハヤトは豹牙の足払いで転倒した。
豹牙「刀を囮にして、直接打撃攻撃を入れる戦法、それを教えたのは誰だと思ってる?」
ハヤト「ちっ!(この戦法はこの男から教わったものだ・・・。だったら・・・)」
ハヤトは地面に紫電刀を突き刺した。
ハヤト「喰らいやがれ!!雷虎紫電!!」
ハヤトの放った電気柱が豹牙に向かっていった。その時・・・
豹牙「それがどうした!!」
シュパッ!!
豹牙は白い短刀で電気柱を突き抜けていった。
ハヤト「ば、バカな!?何故!?」
豹牙「・・・うらぁ!!」
バキッ!
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