【回想】
2年前・・・。
ジン「さて、生徒会長さん・・・。貴方の悪事はこの通りマスコミに筒抜けになりましたよ。さぁ、どうしましょうかね・・・」
元生徒会長「き、貴様・・・!!」
真之介「生徒会長!?」
ジン「それと、副会長さん・・・。君は確かあの汚職がバレて辞職した九条議員の息子でしたねぇ・・・」
真之介「!!な、何故それを・・・!?」
ジン「私の亡き父も国会議員でしてね・・・。君はこの生徒会長と仲がいい・・・、話をでっち上げられて恥はかきたくなかろう・・・」
真之介「き、貴様ぁ・・・」
真之介はジンにかかっていった。
ジン「フッ・・・」
ボッ!
真之介「ぐぁぁああああっ!!」
ジンは真之介の身体を炎で包みあっという間に倒した。
ジン「安心したまえ、見た目以上にダメージは負っていない筈だ。これで君達の時代は終わったのだよ。フフフフフ・・・・」
元生徒会長「く、九条君!しっかりしたまえ!!」
ジン「これからこの私、志村ジンが生徒会長になり、この学校を仕切る!楽しみにしておきたまえ!!」
元生徒会「ち、ちくしょー!!」
ジン「クックックックック・・・ハッハッハッハッハ・・・ハァーハハハハハハハハッ!!!」
こうして志村ジンの生徒会がスタートした。
【回想終了】
真之介「かはぁっ!!」
真之介は目を覚ました。
マッスル「お、目を覚ましたか・・・。大丈夫か、真之介?」
真之介「ま、マッスル・・・。・・・フ、夢でしたか・・・」
マッスル「まぁ、無事で何よりだ。それより重大なニュースだ」
真之介「何でしょう?」
マッスル「麗亜の抜けた四天王の穴に河原さくらが入ったそうだ」
真之介「河原さくらが・・・!?・・・フ・・・フフ・・・そうですか・・・」
マッスル「し、真之介?」
真之介は立ち上がった。
真之介「彼女にはいいプレゼントを頂きましたからね。私もそろそろ仕事をしましょうか・・・」
マッスル(真之介・・・、一体何があったんだ・・・?)
真之介「志村ジン・・・。待っていなさいな・・・、君は今日命乞いをする羽目になるでしょう・・・ククク・・・・」
風紀40:四神壊滅
ハヤトが行方不明になった翌日の事だった。
河原家に楓がやってきた。
楓「あおいさん!大変です!!」
葉月「あ、ニセ忍者や」
楓「何でやねん!」
葉月「ついでにニセ関西人や」
楓「怒るよ!坊主!」
葉月「ウチは陰陽師や!坊主やあらへん!」
あおい「まぁまぁ、そんな事はどうでもいいから・・・。話って何かな?」
楓「そ、それが・・・」
部屋が静まり返った。
楓「ハヤさんが昨日から行方不明だそうです・・・」
あおい「ハヤトが!?」
葉月「な、何やて!?ゆ、許せん・・・。許せんで〜!!」
あおい「これで・・・5人目か・・・」
楓「しかも、さくらさんを誘拐したのが、誘拐されたゴリさんっていうのも問題ありですよね」
葉月「大問題や!あのバカ、ぶちのめしてちょいと呪ってやる・・・」
楓「あはは、はづを怒らせると怖いなぁ〜」
あおい「そういえば、葉月ちゃん。リョウ知らない?」
葉月「あ〜、それなら今朝手紙を見た途端、飛び出して行ったで」
あおい「そうなんだ・・・、・・・・っておい!」
葉月「ん?」
あおいは血相を抱えて外へ飛び出した。
バッ!
あおい「リョウ!!くっ、もう近くにはいないのか・・・」
葉月「ど、どないしたん?」
あおい「葉月ちゃん、リョウが何処に行ったか知ってる!?」
葉月「知らん」
あおい「はぁ〜・・・。まいったな・・・」
楓「どうしたんですか?」
あおい「あすかとハヤトが誘拐されたって事は残るターゲットはリョウと会長・・・」
楓「まさか、リョウさんは!?」
あおい「恐らくはね・・・。あと、会長の身にも何か起こっている可能性もある・・・」
葉月「あすかとジンはどうでもいいとして、リョウはんとハヤトはんの身に何かあるのは笑えんわな・・・」
楓「どうでもいいんだぁ・・・」
あおい「四神流の継承者を集めて何をしようって言うんだ・・・?」
その頃、廃墟になったプロレス練習場・・・。
リョウ「手紙によると、ここだな・・・?廃墟を狙ったって事は・・・やはり・・・」
マッスル「フハハハハハッ!!よく来たな、神崎亮!!」
マッスルがプロレスのリングに上がっている。
リョウ「お前は!?」
マッスル「俺の名は松田末尾!!またの名をマッスル!」
リョウ「松田末尾・・・。・・・って事は、やはりお前がゴリを・・・」
マッスル「ゴリ?あぁ、あの柔道家か!いい奴だったぜ、俺達の仲間になってくれたしな!!」
リョウ「よく言うさ、半分メカにして操っていた癖に・・・」
マッスル「まぁいい!率直に言う!俺について来い!そして、配下に置いてやる!」
リョウ「お前さぁ・・・、それでついて来る奴いると思うか・・・?」
リョウは呆れていた。
マッスル「ちっ、どいつもこいつも融通が効かんな・・・」
リョウ「普通だと思うがな・・・」
マッスル「まぁいい!リングに上がれ!俺と勝負しろ!!」
リョウ「・・・いいだろう」
リョウはリングに上がった。
マッスル「いくぞぉぉおおおおおっ!!!」
リョウ「・・・・」
マッスルはリョウに突っ込んでいった。
リョウ「・・・青龍拳・・・」
ボン!!
マッスル「な、何ィィィィイイイイイイッ!!!」
ドゴ!!
マッスル「グゥゥウウウオオオオオオオッ!!!」
ドサ!!
マッスルは派手に吹き飛んだ。
マッスル「な、何だ!?今の技は!?てめぇ、卑怯だぞ!!」
リョウ「・・・よ、弱い・・・」
マッスル「んだとコラァ!!俺は強いんだよ!!」
マッスルは鉄パイプを持ち出した。
マッスル「ふんぬ!!」
ペキョ!
鉄パイプはひん曲がった。
マッスル「どうだ!?てめぇもこの鉄パイプみたいにしてやるぜぇ!!!」
マッスルはまたリョウに突っ込んでいった。
リョウ「・・・仕方ないな・・・」
リョウは飛び込んだ。
マッスル「ケッ、俺相手に飛び込むとは阿呆な奴だぜ」
マッスルはリョウに対空投げを食らわそうと構えた時だった。
リョウ「せいっ!!」
ゲシッ!!
マッスル「何!?」
リョウの飛び蹴りはめくりで入った。
リョウ「ふっ!であっ!!」
ドスドス!!スパーン!!
マッスル「ぬぅっ!?」
続いて、鳩尾砕きからの立ちアッパーも決まった。
リョウ「龍刃旋風・・・」
ビシッ!!
マッスル「ぐぉっ!?」
リョウは飛び回転蹴りを軽く当て、浮かせた。
リョウ「真空ゥ・・・」
マッスル「ぬっ!?」
リョウ「青龍拳っ!!」
ズドドドドドーン!!!
マッスル「ひでぶ〜!!」
ドサ!!バン!バン!バン!!
マッスルは派手に吹き飛んだ。
リョウ「・・・(何でこんなに綺麗に連続技が決まってしまったんだ・・・?)」
マッスル「・・・グッ、き、汚ねぇぞ・・・」
リョウ「・・・(ここは、あの技を挑戦してみるか・・・)」
マッスル「生きて帰さねぇぞ、てめぇ!!」
リョウ「お前、いいサンドバックだな・・・。技の練習にいいぜ」
マッスル「れ、練習代だと!?ざけんじゃねぇ!!」
マッスルは懲りずにリョウに突っ込んでくる。
リョウ「はぁぁ・・・・」
リョウは気を溜めた。
リョウ「水龍拳っ!!」
マッスル「何っ!?」
ズドーン!!
水圧と気圧の交じり合う青い気の塊がマッスルを跳ね飛ばした。
マッスル「ぐふぉぉおおおおおおおおををををを!!!」
ズシャーン!!!
リョウ「!!手が濡れてる・・・。成功だ!!よしっ!!」
マッスルは気絶して動かない・・・。
リョウ「予想より弱かった・・・、でもこいつはゴリを捕獲出来た奴だ。そう弱い訳はない筈なんだが・・・」
そこに、謎の影が現れた。
???「やれやれ、やはりマッスルでは役不足だったか・・・。予想通りだったけどね」
リョウ「だ、誰だ!?」
同時刻・・・。生徒会室・・・。
ジン「こ、これは・・・!?」
三銃士が血塗れになって倒れていた。
ジン「おい、何があったんだ!?」
中村「・・・か・・・会長・・・」
ジン「何て事だ・・・、お前達をここまでやるとは・・・」
中村「・・・き、気を付けて下さい・・・。ヤツが・・・貴方を・・・」
ジン「ヤツ?」
中村「ちょっと前なんです、生徒会室を訪れたフェンシング使いの男が入ってきて、俺達を・・・」
ジン「何の真似だ・・・」
ジンは密かな怒りを感じていた。その時・・・
ズシーン!!
ジン「!!こ、この揺れ、まさか!!」
中村「か、会長!?」
ジン「中村、救急車を携帯で呼ぶ力くらいは残ってるな?」
中村「・・・か、会長!?」
ジン「仲間を大切にしろよ・・・」
ジンは中へ急いだ。
バン!!
ジンは生徒会会長室に入った。
ジン「なっ!?」
そこにはゴードンが倒されていて、凛も傷だらけにされていた。
真之介「あ〜あ、もう到着したのですね」
ジン「貴様、何をしている!?」
真之介「私は貴方が来るのを待っていたのですよ、志村ジン」
ジン「何!?」
真之介「貴方がもう少し遅く来ていればこの少女も血だるまにして差し上げられたのだが・・・」
ジン「げ、外道が・・・」
真之介「貴方に言われるとは、私も相当非情な性格になった様ですね」
ジン「貴様、一体何者だ!?何故、我々に牙を向く!?」
真之介「フフフ、もう忘れたのですね。所詮、貴方もあの方のやり方と変わらぬか・・・」
ジン「何!?」
真之介「私の名は九条真之介!!どうかお見知りおきを・・・」
ジン「九条・・・真之介・・・。・・・!!まさか、貴様は九条博史の!?」
真之介「息子です。それと貴方にも仮があるのですよね・・・ククク」
ジン「仮だと・・・?・・・思い出したぞ、九条真之介・・・。凛が生徒会副会長になる前の前任者・・・」
真之介「そうです!貴方に会長共々追い出された元生徒会メンバーですよ・・・」
ジン「・・・そうか、あの時の・・・。だが、その元生徒会メンバーの貴様が何故今になって復讐などやっている!?」
真之介「復讐・・・?」
ジン「貴様はもう2年前に卒業し、この学園の生徒ではない筈だ・・・。何かの未練か?」
真之介「ククク・・・、我が組織の主が貴方達の捕獲を命じられましてね」
ジン「私・・・達だと?」
真之介「神崎あすか、新條ハヤトは既に我々の手に堕ちています」
ジン「あすか君にハヤトが!?まさか、貴様の主は四神流を!?」
真之介「その通りです。あとは、私の同僚が神崎亮を、そして私が貴方を捕獲すれば成功なのです」
ジン「フン、私を捕獲するだと?貴様ごときにその様な事が出来るとでも?」
真之介「余裕がおありですねぇ・・・。フフ、笑っていられるのも今のうちです!!」
真之介はフェンシングの剣でジンに突っ込んでいった。
ジン「フッ!遅いっ!!」
真之介「何っ!?」
ジンは真之介の攻撃をかわし、顔面を掴み、アイアンクローを食らわした。
真之介「ぐぉぉおおああああっ!!」
ジン「フン、所詮は雑魚か・・・」
ボッ!!
真之介「ぐぎゃぁぁあああああっ!!」
ジンはそのままの体制で真之介の頭を燃やした。
真之介「ぐっ・・・」
ジン「どうした?もう終わりか?期待外れもいい所だな・・・」
既にジンと真之介では格が違うのであった。
真之介「クク・・・」
ジン「!?」
真之介「効きましたよ、かなり効きましたよ。志村ジン」
ジン「ほぉ、悲鳴のワリには元気なものだな」
真之介「どうやら、貴方相手でこの姿のままはワリに合わない様ですね・・・」
ジン「どういう意味だ?」
真之介「後悔させてあげましょう・・・フフフ・・・」
ギン!!
真之介の目付きが巨悪になった。
真之介「俺様のこの顔を見たからには、それなりの覚悟をしてもらうぜ!!」
ジン「!!・・・面妖な・・・」
真之介「ひゃぁはははあああっ!!」
真之介はジンに突っ込んでいった。
ジン「多少素早くはなった様だが・・・、大した事はないな・・・」
ジンは軽々攻撃を避ける。
真之介「フッ・・・」
ジン「何!?」
ビシュッ!!
ジン「くっ!!」
真之介の剣が急に伸び、ジンの左肩を軽く掠った。
真之介「ちっ!掠っただけか・・・」
ジン「どうやら一筋縄とはいかないようだ・・・。面白い!!」
その頃、リョウは・・・。
???「予想はしてたけど、ここまで強いとは思ってなかったよ」
リョウ「お前は!?」
Bさくら「はぁ〜い」
リョウ「・・・誰だ?お前は?」
Bさくら「何よ、忘れちゃったの?河原さくらだよ」
リョウ「ふざけるなよ、さくらはそんなドス黒い気配でプンプンな訳ないだろ!」
Bさくら「・・・やれやれ、親しい人間はやはり騙せないか・・・・」
リョウ「お前何の真似だ?何故さくらの・・・!?」
Bさくら「あたしはね、確かにさくらだけどさくらじゃないの・・・」
リョウ「どういう意味だ?」
Bさくら「四神流・「無」は激しい殺意や悪意を持つ事が出来ない・・・。もしそうなった時は・・・」
リョウ「何を言っている?」
Bさくら「察しが悪いのか認めたくないのか、知らないけど・・・解ってるんじゃない?」
リョウ「まさか、反転!?」
Bさくら「ご名答。普段のさくらが「ホワイト」なら、あたしは「ブラック」というのが相応しいかな」
リョウ「まさか、誘拐された時に精神的に何かされたのか・・・」
Bさくら「何かされた?バカにしないでくれるかな」
リョウ「何!?」
Bさくら「あたしに何かしたのは、あんた達よ。神崎厳五郎、神崎あすか、それに神崎亮!!」
リョウ「俺とあすかが何かしたっていうのか!?」
Bさくら「神崎厳五郎があたしを自分の子にした事・・・。もとはと言えばあすかが悪いのよ・・・」
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